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X-PLUS限定キャストキット版 ゴロザウルス …前回からまったく作業自体は進んでいませんが、
改めて素組の状態でじっくりフォルムを鑑賞してみますと…
やっぱどの方向から見ても、私たち昭和少年のイメージする恐竜そのものですね。ネームにザウルスのつく東宝怪獣というと他にチタノザウルスがいますが、こちらは名ばかりのザウルスでどう見ても怪獣にしか見えません。でも劇中では水陸両棲の恐竜という設定になっています。

ゴロザウルスアロサウルスの末裔という設定ですが、身長は35m、体重は8,000tもあり、完全に怪獣の体格ですね。「怪獣総進撃」に登場した個体は、公表されたスペックは同じなのにゴジラと同身長だったので、さらに巨大化したのだと思いマッス

本家アロサウルスはというとレイ・ハリーハウゼンの「恐竜百万年」に登場してました。
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まさに昭和の恐竜そのもので、身長は5~6m程度で、脚が逆関節であること以外、基本フォルムはゴロザウルスとほぼ同じですが、表情はトカゲ的で、着ぐるみとダイナメーションモデルのテイストの違いがかなり顕著です。

ところで、最新の恐竜研究でのアロサウルスは…
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ティラノサウルスと違い群れで行動する肉食恐竜で、まるで大型のラプトル類といった様相です~
スマートで素早く走りそう…目の上に変なトサカもついてます。
これじゃゴロザウルスとは全く違う生物ですね~最新の恐竜像はあまり好きになれないですゥ

さてさてお話をもとへ戻すと、改めて見てみるとゴロザウルスは、着ぐるみ恐竜としてはほぼ完成形の均斉のとれたフォルムをしていますね。全身のディテールは繊細で、表皮に不自然なたるみ等は皆無で、生物としてのナマモノ感もよく表現されていました。造形は安丸信行さん、川北監督いわく着ぐるみ怪獣の最高峰だそうです。平成に創造されたゴジラザウルスと比較しても遜色のないキャラに仕上がっていたと思いマッス

劇中でもコング戦で軽々とジャンプしたり、腕が小さいために、擬人化された怪獣プロレスではない独特な恐竜的動作がゴロザウルスというキャラをいきいきと表現していました。
コングのやられキャラで終わってしまうのはもったいないと思っていたので「怪獣総進撃」に再登場した時は驚喜しましたが、パリに出現したとき、地底怪獣と呼ばれてたのにはビックリしましたです~対キングギドラ戦でも活躍してましたですね。

30年以上前に製作した海洋堂のゴロザウルスは緑ベースで塗装したんですが、今回はグレー系で攻めてみようかと思います。体表のイボイボがいろんな表情を見せてくれるので、想定外の表現ができるのが楽しみです。ほんじゃボチボチ製作開始したいと思いマッス