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大雨でそんなに暑くはないのですが…背筋から涼しくなる2020年公開のハリウッド製ホラー映画「ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷」デッス

森林地帯で車に乗った状態の変死体が発見された。一報を受けマルドゥーン刑事は、グッドマン刑事と現場にかけつける。道路が閉鎖されていたことから、死体は何ヶ月も放置され腐敗していた。遺された所持品から死体の住所が明らかになる。“レイバーン通り44 番地"…そこは、2年前にグッドマン刑事が担当し、未だに強烈な印象を残している「ランダース事件」の現場だった。過去の事件と死体との関連性を疑ったマルドゥーン刑事は、事件の舞台となった屋敷を独りで訪れる。そこで彼女はただならぬ存在の気配を感じるのだった……

物語の冒頭が東京で始まるので、あれっと思ったらハリウッド版「呪怨」のリブート作品でした。
「リング」のハリウッド版はけっこう印象に残ってるんですが、「呪怨」については観たのか観てないのか記憶が曖昧です~日本でも貞子は有名ですが、伽椰子はいまいちですね。
ハリウッド版「呪怨」の原題が「THE GRUDGE(恨み)」だったことをこの作品を観た後に思い出しましたです~

東京のシーンはほんの少し、伽椰子と俊雄は登場せず、怨念だけを持って帰ったフィオナの屋敷にそれが憑りついて大惨劇というお話です。フィオナをはじめ、その屋敷にかかわりを持った人すべてが呪われて殺されてしまいます。そしてその人たちが怨霊となってまた訪れた人を呪い殺すという恨みの連鎖のお話…
フィオナが夫と娘を惨殺し、ランダース家が全滅、その後屋敷に移り住んだマシスン家の老夫婦に憑りつき、その屋敷を売買しようとした不動産業のスペンサー夫婦にも不幸が…そしてその事件を調べている女刑事マルドゥーンにも怨霊が襲い掛かります。マルドゥーンが壮絶な戦いの末屋敷に放火して恨みの連鎖は集結したかに思えましたが……また続編ありそうですねェ~ダハハ

「リング」にせよ「呪怨」にせよ続編が制作されるたびに、だんだん本来の設定から離れてとんでもないストーリーに変化していくことが多いですね。貞子はいまや怨霊ではなく、物体Xみたいにクリーチャー化してますから~
このハリウッド版は続編ではなく、いったんリセットしてリブート版で製作されたのは正解だと思いマッス。でも日本と違って伽椰子や俊雄といったイメージキャラが存在しないので、いまいち印象に残らないですね。出てくる怨霊が犠牲になった人たちなのが失敗です~怨霊というよりゾンビみたい…
それにとにかくお祭りのお化け屋敷みたいに、ビックリドッキリ脅かし中心の演出ですからゾクっとはしますが、余韻が残りませんです~

続編がもし製作されるんだったら「リング」のサマラのような伽椰子や俊雄をデフォルメしたイメージキャラの登場を進言したいと思いマッスwwwダハハ