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昨日の4Kリマスター「ウルトラQ」大蛸スダールの大暴れする第23話『南海の怒り』でした。

南海の洋上で、漁船がSOSを発信したまま消息を断った。現場はコンパス島の人々が、死の海と呼んで恐れている海域なのだ。関デスクの依頼で、由利子、淳、一平、それに通訳の南の四人が、さっそくコンパス島へ向った。太鼓の響きのうちに、島に上陸した淳たち一行は、島主らしい老人に、「死の海」の調査に来たことを告げて協力を頼んだが、武装した島民に強引に追い返されそうになる。その時、スダールが出たと島の男がかけ込んで来た。島の子どもタラーがスダールに狙われ危ないというのだ。尻込みする島民に、ちょうど島にいた難破日本船員の雄三がタラーを助けに海へ乗り出した。タラーは彼を助けてくれた島の美女アニタの弟であり、スダールは彼の父親を殺した憎い大ダコだったのである。雄三の勇気を見て、淳も彼の後を追ってスダールに挑む……

円谷英二監督が「ゴジラ」を製作する以前、構想を練っていた特撮作品が、南海の孤島に大ダコが出現するというプロットだったそうで、まさにこの「ウルトラQ」第23話で具現化することができたストーリーだったんじゃないかと思いマッス
TVドラマとはいえ、東宝特撮の常連久保明さんと、ヒロインに高橋紀子さんを向かえて制作されています。「ウルトラQ」には、当時の東宝特撮でお馴染みの俳優さんたちが数多く出演されてて、映画とTVドラマの作品世界に統一感があるのが嬉しいですね。
「南海の怒り」はストーリー的には「キングコング対ゴジラ」のファロ島の顛末によく似てます。ファロ島の大ダコはコングが退治しましたけど~ダハハ

大ダコも「キングコング対ゴジラ」をかわきりに「フランケンシュタイン対地底怪獣」「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」に使用されたプロップの使いまわしですね。映像的には、プロップとは別に、本物のタコを大写しにした映像が随所に使用されていました。
脚本は金城哲夫さん、監督は野長瀬三摩地氏ですが、円谷監督長年の意向が反映されたエピソードだったんじゃないかと想像できます。きっとレイ・ハリーハウゼンの「水爆と深海の怪物」にインスパイアされたアイデアだったんじゃないかと思います~

この大ダコボスタングと同じく、レジンシェフとうけけ団柴田さんの作品です。
ただし、あくまで特定の作品に登場するキャラクターではなく、マダコをモチーフにした30cmクラスレジンキットということになってます。確かにパッケージでは「明石の大蛸」というタイトルになってましたwww
でも、その辺の磯にいるマダコのスケールモデルではなく、明らかに全身から怪獣オーラが出てるのが面白いですね。フォルムはタコそのものですが、ポージングで怪獣オーラを発散させるスキルが、怪獣原型師の真骨頂かも~コンパス島のみならず、ファロ島でも富士の樹海でも、浦賀水道でも十分主役と戦える歴戦の名脇役そっくりだと思いマッス

さて来週は第24話『ゴーガの像』…これもまた伝説とサスペンスを絡めた名作ですね。
アランカ帝国を一夜のうちに滅ぼした貝獣ゴーガ…これもまためっちゃ美味しそうwwwダハハ