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星野之宣さんの代表作のひとつ、SF伝奇漫画「ヤマタイカ」…30年以上前に発刊されたかなり古いコミックなんですが、めっちゃ読みたくなって中古本全6巻GETしました。

20世紀後半の沖縄県久高島に1700年の時を越えて卑弥呼の後継者伊耶輪神子が出現し、卑弥呼から受け継いだ銅鐸「オモイマツカネ」により増幅される超能力を使い、「火の民族」の祭り「ヤマタイカ」を画策する。しかし日本中の火山の噴火を伴う「ヤマタイカ」による秩序の混乱を嫌う「日の民族」の法力僧四天王の妨害が始まる。「ヤマタイカ」に必要な、失われた超巨大銅鐸「オモイカネ」を捜し求める火の民族神子たちと、日の民族四天王の対立は九州から出雲国を経て伊勢の朝熊山へ移動する。朝熊山での戦いののち、神子は「オモイカネ」が改鋳されて奈良の大仏の材料にされていたことに気付く。双方の決戦の末、神子は奈良の大仏を「オモイカネ」へと鋳造し復活させることに成功、それを手に入れて沖縄へと引き上げる。一方、四天王3人は倒され、広目1人となる。沖縄へ還った神子はまず、「オモイカネ」の力で大日本帝国海軍の戦艦「大和」を海底から浮上させ、「ヤマタイカ」祭りの依代にしたてる。復活した無人の戦艦「ヤマト」は、火の民族の無意識の意志に反応して、自ら沖縄の在日米軍基地を攻撃し、米第七艦隊と交戦しつつ、太平洋を東進する。火の民族は、その動乱に揺れる沖縄から遂に「ヤマタイカ」を開始した。相次ぐ火山の噴火による混乱と戦艦「ヤマト」の無敵の活躍は、火の民族に眠っていた魂を揺さぶり、彼らは次々と「ヤマタイカ」へと合流していく。沖縄からはじまった「ヤマタイカ」は九州から本州を北上。また火の民族は、同胞であるアイヌ、蝦夷の民がいる北海道、東北からも、関東へと南下する「ヤマタイカ」を開始せんとする……                
                            
星野之宣さんの代表作だけあってめっちゃ壮大なスケールのSF伝奇漫画デッス
実際の史実をベースにして、大胆な仮説で物語が進んでいきます。主人公は超能力で戦うし、戦艦大和が浮上したり、日本中の火山が噴火したりして、当然ありえない事件の連続なんですが、まるでそれが本当の日本の歴史の根幹にかかわっているような錯覚を覚える詳細な考証がすばらしい作品デッス。画のタッチは全然違いますが、諸星大二郎さんの「暗黒神話」に雰囲気似てるかも~
物語は2部17章で構成されています。

第1部 東遷編
プロローグ
第1章:妣(はは)の国
第2章:火の国
第3章:神話の国
第4章:東征(とうせい)の国
第5章:根の国
第6章:神風の国
第7章:大和(ヤマト)の国

第2部 東征編
第1章:ヤマト復活
第2章:オキナワ海戦
第3章:ヤマトタケルの剣
第4章:隼人(はやと)の盾
第5章:我等の国土(アイヌ・モシリ)
第6章:阿弖流為(アテルイ)の道
第7章:縄文戦艦
第8章:マツリ燃ゆ
エピローグ:妣(はは)の国

スケールのめっちゃでっかい日本の根源の物語…ぜひ映画化してほしいものです~かなり巨額な製作費が必要とは思いますが、日本人のアイデンティティを再認識するには、絶好の題材かも~
古事記、日本書紀から邪馬台国伝説、戦艦大和と戦艦ニュージャージーの砲撃戦、仏教と神道の超能力対決…ほんと超豪華エンターテイメントで、久々にお腹一杯になりました。
一度読んだだけでは、細かいディテールがほとんど理解できないので、何度も読み返して日本古代史の浪漫を楽しみたいと思いマッス