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NHK BSプレミアムで放送中の4Kウルトラセブンの3クール目も間もなく終了!今週の第35話は「月世界の戦慄」です。登場メカはステーションホーク2号と搭載されているスペースタンクです。スペースタンクの方は私の元上司で有り恩師でも有る奈須義彦さんがお作りになった作品を戴いたので今回はアンコール利用させて戴きました。

 ウルトラセブンに登場する多くの怪獣やメカの名前や設定は劇中で語られず雑誌などでの紹介の為に後付けした物が多くその為に後々弊害が出て、その最たるものが19.5mのホーク3号に24mのマグマライザーを搭載すると言う有り得ない映像マジックです。この2号もゲストメカ的な扱いを受け大きさなどその他のスペックに関しては謎!書籍では「1号よりも大型」とされていますが2号のコクピットをよく見れば人間(人形)が2体乗っています。この搭乗員の大きさから考えて全長は10数m程度!しかしそれを信じるならスペースタンクなど搭載出来るハズも有りません。運搬機(母機)より大型の搭載物が載せられる・・・と言うのはホーク3号にマグマライザーを載せた時から脈々と受け継がれる「円谷プロの悪しき伝統」なのかも?(笑)。設定寸法が判らないので今回のモデリングはノンスケール30cmクラスと言う作り方です。

愛犬クマゴロウに捧げる
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実は今回の模型はステーションホーク1号の製作が仕上げに入った6月中旬に着工しました。そして7月2日の午前中は愛犬でミニチュアシュナウザーのクマゴロウを公園で遊ばせて夕方から背負い式のエンジン部分を製作し7月末か8月には完成の予定でした。しかし同日クマゴロウに重篤な病気が見つかり緊急搬送!地元の病院ではどうにもならない程で県外の病院に行く用意をしていました。コロナ禍の越境や病院への予約、そして高額な費用の準備などをしている内に病状が急激に悪化し手の施しようも無くなり僅か5日後の7月7日の朝に天国に旅立ってしまいました。享年8歳10ヵ月と言う若さで我が子同然の愛犬を天国に旅立たせてしまい、私は茫然自失となってしまいました。フクロムシさんとのお約束の「クプクプの檻」こそ完成出来ましたが、ステーションホーク2号は見るだけで当時を思い出してしまい辛くてとても手に付きませんでした。しかしいつまでも悲しんでいると天国のクマゴロウが安心出来ないと思い再開しこのたび完成致しました。今回の完成は誰よりも天国の愛犬クマゴロウに報告し、捧げます。写真は在りし日のクマゴロウ。
(左:私のお気に入り写真、右:天国に行く丁度1年前の元気な頃のクマゴロウ)


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大変な時期にSH2号の製作お疲れさまでした。悲しい出来事に負けずさすがの完成度ですね。
クマゴロウくんはよくいっしょにうちへ来てくれましたね。けんたろうさんとお話してるとよく車の中からご主人を呼んでました。まだ若いのにほんとうに残念です。改めてご冥福をお祈りいたします。