71qxF9OBo-L._AC_SL1200_ (380x380)
フィンランドの独りブラックメタルユニット ヴェリキネレート…2020年リリースの1stアルバム [Ilman Kuolemaa] デッス

01.  (T)
02. Ilman kuolemaa
03. Mitätön elämä 
04.(I)
05. Ei todellista vimaa…
06. Muinainen kosketus
07.(E)
08. Yhtä luonnon Kanssa
09. The Great scream in Nature
10.  (T)2 
11. Taivas kuolee, hän elää
12. Ikuinen paluu
13.(O)
14. Ajan haudalla
15. Mitätön elämä [outro]


独りブラックメタルユニットというと、古くはクォーソンのバソリーやヴァーグ・ヴァイカーネスのヴァーズム、先日レビューしたイーサーン等がメジャーですが、このヴェルキリネートも1990年代から活躍してるけっこうベテランのユニットです。でも昨年リリースされたこのアルバムがデビュー作なんだそうです~

サウンド的には、ブラストビートトレモロリフに、抒情的なシンセサイザーのメロディをかぶせたミステリアスで土俗的な、いかにも北欧のプリミティヴなブラックメタルです~雰囲気的にはまさにバソリーヴァーズムの延長戦上にあるサウンドですね。楽曲のタイトルの意味もさっぱり解りませんです~

ヴァイカーネスみたいな危険人物かどうかは判りませんが暴虐性はあまり感じません。音圧も控えめでどちらかというとペイガン性の強いプログレ風メタルって趣であまりヘヴィじゃありません。
ドラムがポコポコ軽いし、エッジが鈍くキレが悪いので、音像がぼやけて輪郭がはっきりしないのがちょっと残念かなぁ~シンセのメロディラインはなかなか邪悪でカッコいいんですけどねェ~

良くも悪くもマイナー臭さが払しょくできず、いかにも自主制作盤ってレベルです。まあ北欧のブラックメタルは思想重視で音質にはこだわらないのでこんな感じが多いですけど~
一度聴いたら、あまりテーブルに乗せようとは思いませんが、70分以上あるフルレンスアルバムで新品が247円でしたから、お買い得といえばめっちゃお買い得なんですが、 肝心のサウンドの方はかなり微妙なアルバムでしたです~ダハハ