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本日の4Kリマスター「ウルトラセブン」は第38話『勇気ある戦い』デッス

原因不明の濃霧が発生した箱根で30台の車が消えるという事件が発生し、ウルトラ警備隊が調査に出動する。その頃、ダンはアンヌの依頼で、アンヌの友人ユキコの弟オサムが入院中の病院にいた。翌日に心臓手術を控えていたオサムは、失敗を恐れ手術を受けることを嫌がっていたが、ダンの説得を受けて手術を受ける事を決意し、ダンは手術に立ち会う事を約束する。翌日、オサムの心臓手術の執刀医ユグレン博士を空港で出迎え、病院に向かっていたアンヌとユキコの前に巨大なロボットが現れ、ハイウェイで渋滞する車を次々体内に捕獲し始めた。

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アンヌたちの乗った車もロボットに捕まりかけるが、間一髪ウルトラセブンが現れそれを阻止する。車を捕獲したロボットが、宇宙ステーションと合体していた事を知ったウルトラ警備隊は、ロボットをにせの情報でおびき寄せ、スペリウム爆弾を搭載した車をロボットに飲み込ませて、宇宙ステーションと合体したところで爆発させる計画を立案する。
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作戦は成功し、宇宙ステーションは破壊された。しかし、ロボットは分離して爆発から逃れ、市街地に着陸、都市破壊を開始する。ダンが来ないことを理由にオサムは手術をいったん拒否するが、ぎりぎり手術に間に合ったダンの説得により手術を受けることを決断する。手術中の病院に迫るロボットを食い止めるため、ダンはウルトラセブンに変身。しかし、セブンのエメリウム光線もアイスラッガーもロボットには効果を発揮しない。そこで、セブンはミクロ化して、自らフルハシの持つエレクトロHガンの弾丸と化し、体当たりでロボットを粉砕した。そしてオサムの手術も無事に成功する……

監督は今年10月に惜しくも他界された飯島敏宏監督、脚本は欠番の12話以外でゆいいつ佐々木守さんの作品です。非常に展開がスピーディーでエンターテイメント性の高いエピソードで、セブンは2度ロボットと戦いますし、前半ではウルトラホーク1号の変則分離攻撃、後半では被弾したホーク1号に代わってウルトラガード2機の活躍を目撃することができます。わがままなオサムくんにはちょっとイラとしますが、エピソードとしては充実した内容の秀作だと思いマッス

ロボットは少年雑誌等ではクレージーゴンという名で紹介されていましたが、劇中ではたんにバンダ星人のロボットと呼ばれて固有名詞はありませんでした。黒幕のバンダ星人は名前だけ、逆にロボットは名前無しでしたです~ダハハ
無骨で極端にアンシンメトリーなクレージーゴンはキャラクターとしては決してかっこよくはありませんが、レトロフューチャーなフォルムが秀逸ですね。同じ宇宙人が操るロボットでも、スマートなキングジョーと対照的なプロポーションが面白いデッス。鉄クズを収集するという目的に特化したデザインに説得力がありますね。

ガレキは昨年4月に完成したアイテムで、吉野屋徳兵衛さんからリリースされたWF当日版権KITです。原型は橋本 智さん、ボリュームといい再現性といいパーフェクトな造型作品で、クレージーゴンの決定版だと思いマッス

さて次回は第39,40話前後編の大作『セブン暗殺計画』デッス
登場するのは剛力怪獣アロンガッツ星人それにウインダムですね。
前後編合わせてレビューしたいと思いマッス