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正月休みにコタツに潜り込んでボ~ッと観るには最適映画…すごいベタな邦題ですが、2019年に制作されたタイ製のサイキックアクション映画「ネクロマンサー 魔界大戦」デッス

カルト集団の襲撃によって家族を惨殺されたヴィン。彼らへの復讐を誓い、黒魔術の使い手となって生きてきたヴィンは闇の世界でその機会をうかがっていた。ある日、ついに両親を殺害したカルト集団を見つけ出す。一人は伝説の呪術師、一人は偏執狂の殺し屋、そしてもう一人はカルト集団のリーダー。生き残れるのは最強の呪文を持つ者だけ。ヴィンと3人との間に、黒魔術師同士の人智を超えた壮絶な戦いが始まるのだった……

タイ映画というと「ウルトラ6兄弟vs怪獣軍団」とか「ガルーダ」みたいなチープな特撮怪獣映画が思い浮かびますが、さすがに今どきの作品になるとCGを駆使したVFXは、ハリウッドとまではいかなくても、邦画と比べるとそう遜色ないクオリティで、なかなか見ごたえのある作品でした。
ストーリーはまったく違いますが、今大人気の「呪術廻戦」を実写版にしたらほぼほぼこんなイメージになるのかも~

主人公ヴィンの全身タトゥーはちょっと日本では抵抗がありますが、不死身で銃撃されても死なないし、骨を砕かれてもすぐに元どおり復活します。それに敵の黒幕の強いこと強いこと…オヤジは銃殺されるは、恋人は寝取られて殺されるは、親友二人も惨殺されるは…やっぱラスボスはあのくらい残虐で強靭でないとクライマックスが盛り上がりませんです~
主人公がどうやって黒魔術を使えるようになったのかよく判りませんし、細かい経緯は描かれていないすごい大雑把なアクション中心のストーリーなんですが、頭空っぽにしてみたらそこそこ楽しめますよ~
主人公の操るヤモリのような使い魔と敵の黒魔術使いが操る牡牛のバトルは愉快でした。それに気色悪い蟲がうじゃうじゃ湧いて出るし、最後にはゾンビまで登場します。
基本主人公と黒魔術使いのボスとの肉弾戦がメインなんですが、二人ともキャラが濃くって、その上にVFXを使ったいろんな黒魔術が駆使されますので、なかなかにぎやかなダークファンタジーに仕上がっています。

テンプレートなストーリーで意外性はありませんが、頭を使わない娯楽映画としては良作かも~
ゴロゴロして脳細胞が停止してるお正月休みには最適の作品かもしれませんです~ダハハ