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昨日、暇つぶしに近所の本屋さんへ行ったら、こんなコミック見つけました。PHASE6という出版会社から発刊されてるアメリカンコミックの和訳本『ゴジラ クラシックコレクション'95 ①』
原題はずばり [GODZILLA  KING OF THE MONSTERS] デッス

以前UPした [GODZILLA AWAKING] [GODZILLA AFTER SHOCK] のようにモンスター・ヴァースシリーズ をモチーフにした作品ではなく、ゴジラを見れば一目瞭然で、平成VSシリーズが下敷きになってるのが理解できます。組織もモナークではなくGフォースになっています。ただ物語的にはあまり斬新なアイデアを感じないいかにも王道のアメリカンコミックといったお話です。とにかくアメコミは字数が多いので小さな字を読むのに苦労しましたですゥ~

主要な登場人物は日本人が多いみたいなんですが、名前で分かるくらいで絵的には欧米人と見分けがつきません。なんでアメリカンコミックは人物描くのがへたっぴーなんでしょうねェ~ダハハ
名前もカズシ・カガクとかケイト・コシロウとか?なのばかりwwwタケとかキノとかニックネームみたな名前の人物もいます…肝心のストーリーはというと…

戦後まもなく、復興を図る東京の建設現場で謎の石碑が発掘される。ヨシワラ博士はその石碑は怪獣たちを呼び寄せるビーコンであると警告するがだれも信じようとはしない。そして石碑に誘導されたゴジラが上陸し東京で破壊の限りをつくす。ゴジラ襲撃で妻を失ったヨシワラ博士は石碑をヘリで日本海溝に投棄、ゴジラは石碑を追って太平洋に姿を消した。そして40年後…ヨシワラ博士の一人娘ノリコは両親の復讐するため、再び太平洋に出現したゴジラに父親の研究資料から生成したゴジラ遺伝子を破壊する毒薬をゴジラに打ち込む。しかしゴジラは瀕死の状態ながら逃走、ロサンゼルスを破壊し北上、バンクーバーに再上陸する。米軍は対ゴジラ用戦闘兵器巨大ロボットサイバーザウルを出撃させる。ゴジラは全身から出血しながらサイバーザウルと闘うが、必殺兵器Gバスターの攻撃を受けついに昏睡状態となる。そんなとき宇宙から謎の宇宙怪獣バゴラが飛来する。バゴラはサイバーザウルを倒しゴジラに迫るが、ノリコが生成した解毒剤で復活したゴジラと激闘の末、放射熱線の直撃で海中に没する。ノリコは自殺を図り、ゴジラを倒すことのできる毒薬の秘密は永遠の謎となった……

大体こんなストーリーなんですが、登場する敵役の怪獣たちはというと…
まずは米軍の対ゴジラ用巨大ロボット サイバーザウルですが…
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当然、設定はメカゴジラの二番煎じなんですが、なんとも珍妙なフォルムで、めっちゃ下半身が肥大してるし、脚が不自然に逆関節…頭部のデザインはどう見てもギャグキャラにしか見えません
それになぜか全身キラキラゴールドだし~モチーフはモゲラでしょうか…とにかくめっちゃカッコ悪いトホホメカですゥwww

そして宇宙怪獣バゴラはというと…
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全身像は表紙絵の感じですが、これもどう見ても巨大なだけのコウモリですねェ~欧米映画にはよく登場する悪魔のイメージかもしれませんが発想がプアーですね。頭部はクローバーフィールドモンスターのイメージのようにも見えます。
それになんの予兆もなく、唐突に宇宙から飛来するのもよく判りませんですゥ
いずれにせよ目新しいアイデアは感じられない凡庸な怪獣です~このままでは劇場公開用の映画のキャラとしてはまったく魅力を感じません。登場人物を含めていかにもアメコミキャラで、日本人の感覚にはマッチしないと思いますが…ストーリーはそこそこ練られてるので、キャラデザインを再検討して、絵面が日本の劇画風に変えたらひょっとしたら面白くなるかも…

日本版タイトルが「ゴジラ クラシックコレクション'95①」となっているので、②とか③とか続けて発刊されているのでしょうか?まったく新しいG作品のアイデアとしては面白いので、アメコミの画風に抵抗を感じなかったら楽しめるかもしれませんね。私的にはちょっと慣れるのに時間が掛かりそうですけど~ダハハ