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旧東ドイツ出身のベテランプログレッシヴロックバンド シュテルン・コンボ・マイセン 
2014年、ムソルグスキーの名曲「展覧会の絵」を、フルオーケストラと共演した野外コンサートの模様を収録したCD+DVD2枚組アルバムデッス

01. PROMENADE 1
02. GNOMUS
03. PROMENADE 2
04. VOKALISE-INTERLUDE
05. DAS ALTE SCHLOSS
06. SCHILOSS ROCKSTEIN
07. EINE NACHT AUF DEM KAHLEN BERGE
08. DAS ALTE SCHLOSS(NACHSPIEL/ERINNERUNG)
09. PROMENADE 3
10. TUILERIEN
11. BYDLO
12. PROMENADE 4
13. BALLETT DER KÜCHLEIN IN IHREN EIERSCHALEN
14. SAMUEL GOLDENBERG SCHMUYLE
15. PROMENADE-ZWISCHENSPIEL
16. PROMENADE 5
17. DER MARKTPLATS
18. DRUM SOLO
19. KATAKOMBEN
20. PROMENADE 6(CON MORTIUS IN LINGA MORTUA)
21. BABA YAGA
22. DAS GROSSE TOR VON KIEW


「展覧会の絵」というと名盤の誉れ高い、1971年リリースのEL&PのLIVEアルバムを思い出します。トリオのみのパフォーマンスで、オーケストラを使わず、有名なクラシックの名曲をアグレッシヴなロックナンバーに変貌させたEL&Pのアルバムと比べると、このアルバムはほぼほぼオーケストラが主役のクラシックコンサートに近いサウンドです。もちろん バンドが主体のパートもありますが、EL&Pのそれとはずいぶん雰囲気が違います。Vo.パートもドイツ語だし~ 

先ず初めにDVDを観たんですが…オーケストラパートが長く、指揮者がジャズピアノ風のソロ演奏までしちゃうので、正直退屈で途中で睡魔に襲われてしまいました。オーケストラパートとロックパートの整合性もいまいちで連続性に欠け、オーケストラとバンドが一体ではなく、交互に演奏してる印象です。パフォーマンス的にも大人しく、視覚に訴えるところが少ないので、全曲最後まで聴くのは少々キツいかも~オーケストラパートが思いの外長く、ほとんどクラシックコンサートを聴いてるつもりでいた方がダメージが少ないように思いますゥ…
でも、ロックパートについては、EL&Pに比べてパフォーマンスが地味なところを気にしなければ、EL&P盤と比べても、遜色ない緊張感のあるヘヴィなサウンドを聴かせてくれます。テクニック的には、大ベテランですから安定していて、安心して聴くことができますね

それになにより、私的には初めてシュテルン・コンボ・マイセンのパフォーマンスを観ることができたので、それだけで十分満足できました。このバンドについては、東ドイツ時代…40年以上昔にリリースされた「錬金術」というアルバムのアナログ盤を1枚持ってるだけだったので、まさか現在も活動してて、その上、LIVE映像付きアルバムまでリリースされてるなんて正直めっちゃびっくりしましたです~LPレコードを持ってることさえすっかり忘れちゃってましたから~ダハハ

旧東ドイツ出身のROCKバンドと言うとラムシュタインがメジャーですね。ラムシュタインに比べるとシュテルン・コンボ・マイセンはめっちゃ地味ですけど、オールドスタイルのプログレッシヴロックを堪能できます。クラシックなプログレがお好きな方にはお薦めかも~
ただ、このアルバムについては、残念ながら私にはクラシックを聴く素養がないので、ロックパートオンリーwwwオリジナルナンバーのニューアルバムを期待したいと思いマッス