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2月17日、NHKBSプレミアムで放送された宮部みゆきさん原作の特撮時代劇「荒神(コウジン)」の主役、怪物ツチミカド(土御門)さまの形態について考察してみたいと思いマッス

映像ではなかなか全身像を確認することができないのですが、CGで描かれた怪物としては「シン・ゴジラ」とディテールがめっちゃ酷似していますね。全身のフォルムはまったく違うのですが、歯の並びとか体表のシワとか目つきとか…ほとんどゴジラ第2形態の同族かも~

でも、こやつは怪獣類ではなく妖怪、モノノケのたぐいですね。瓜生一族に代々伝わる式神なのかもしれません。全身に目玉や手脚が無数にありますから少なくとも生物じゃあありませんねェ~なんか鈍重そうなのにけっこう素速く動きます。村人を何人も惨殺した凶暴な怪物です~若干本編とCGの整合性に違和感がありますが、それは制作費の制約がありますから仕方ありませんね。これだけのクオリティを保っているとTVドラマとして概ね次第点だと思います。本編を含めて画図等がとても美しい作品でした
怪物はご覧のとおりけっこう不気味で不細工でしたけど~ダハハ
以前に同じくNHKBSで放送されていた綾瀬はるかさん主演のファンタジー時代劇「精霊の守人」とほとんど変わらない完成度だと思いマッス

ただ時代設定が江戸時代前期なので、怪物と呼ばれていることに少々違和感をおぼえました。この時代だと理解できないモノはみんな神格化されたんじゃないかなぁ~
タイトルが「荒神」なんですからアラガミさまとか呼ばれた方が時代にあってるように思うんですが…“ツチミカド”っていう固有名詞は、地元では土佐に流されてうちの近所の阿波神社に祭られてる土御門上皇を思い出してしまいます~ネーミングをもうひとひねりしてほしかったかも~

でも、本格的な怪物の登場する特撮時代劇を観たのはほんと久しぶりだったんで、ストーリーはともかくヴィジュアル観るだけでめっちゃ面白かったです~
原作は未読なのでいつか読んでみたいと思いマッス

最後に絵師菊地圓秀の描いた土御門のふすま絵はいかが…なかなかミステリアスでいい感じでしょ~なんか現代画っぽいですけど~ダハハ

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