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2017年公開のアクションホラームービー「阿修羅少女 BLOOD-C異聞」デッス

戦乱の時代に陥る少し前の日本。山奥の寒村で特高警察が殺された。 特高警察の部隊長、甘粕は部隊を率いて村に捜査本部を設置。村人に対して横暴とも言える捜査を繰り返していた。 限界を迎えそうになる村人、その中で一人唇を噛みしめ辱めに耐える一人の青年。 彼の名は蓮、血の病を患い診療所で過ごす姉、蘭を大切に思う心優しき彼は、外の世界への憧れを懐きつつも、姉を見捨てることは出来ず村にとどまっていた。 特攻と村人との乱闘の中、逃げ出した蓮の前に現れる制服姿の少女、日本刀を携える彼女は自らを小夜と名乗り、蓮に「古きものを狩るためにここに来た」と告げる……

2011年深夜アニメで放送されたProduction I.GとCLAMP制作のアニメ「BLOOD-C」はBLOODシリーズの中でも最も凄惨でめっちゃ衝撃的なバイオレンスホラーでしたがこの実写版はオリジナルとどういう関連性があるのか、いまいちよく理解できない作品でしたです~ 
時代設定は大戦前の昭和初期のようですが、物語の発端としての意味はないように思います。オリジナルのように異形の“古きもの”が登場するわけでもありません。観てて低予算のVシネマかと思うほどチープな画作りでした。このクオリティでカンヌ映画祭に出展するとはある意味すごい勇気だと思いますゥ

まず、オリジナルアニメを観てないと、この作品だけでは「BLOOD-C」の世界観が十分理解できないでしょう。かといってオリジナルとの関連性をあまり感じません。主人公は小夜ではなくバンパイアの蘭みたいです。ひょっとしたらオリジナルの小夜は蘭なのかもしれません。本物の小夜は「BLOOD+」の方の小夜なのかも~
ちなみにこのジャケットの小夜はなぜか宮原華音さんじゃなく蘭役の青野楓さんです。
ひょっとしたらこの後の展開の暗示なのかも~ダハハ

とにもかくにもモンスター的な“翼手”が出てくるわけでも“古きもの”が登場してくるわけでもなく、VFXはまったく使われていないめっちゃ退屈な作品でした。古田新太さんや水野美紀さんといった著名な俳優さんたちも出演してるのに脚本がつまらないので、個性が生かしきれてないかも~小夜や蘭はいまいち演技がこなせてませんねェ~ハイキックがすばらしいだけ…ダハハ
ただ、アニメのやたら血糊の飛び散る凄惨な雰囲気は継承されててR15指定になってます。救いようのない結末も「BLOOD-C」らしくはありますが、オリジナルの方が数10倍強烈でした。観たあとの喪失感は半端なかったですが、この作品では残念ながらまったく感じませんでしたです~

この作品…2部構成になっていて、続編が昨年公開されたみたいです。あまり期待はできませんがまた観てみたいかも~宮原華音さんのハイキック観るだけで満足デッス