長官1長官2
長官3
長官4
長官5
長官6
長官7
ロボット長官
イーグルCLAFT レジンキャスト20cm
原型師 南田 哲郎


第四惑星ロボット長官完成しました~
イーグルCLAFT南田さんの作品で、いつもの30cmサイズではなく若干小ぶりですが、怪獣と違い人間タイプですから、これでちょうどいいサイズですね。机でかくて重量の半分以上が机です~劇中の長官に比べて、少々スリムに見えますが、雰囲気はよく再現されていると思います。
先日UPしたノーマルタイプの頭部なんか、演じられた成瀬昌彦さんにめっちゃ似てるかも~

塗装はほぼほぼマットブラックを吹いただけです~机も椅子も真っ黒け…顔面はフラットフレッシュをエアブラシしてファンデーションがわりにパステルで濃淡つけましたが、ほとんど判りませんね。とにかく人物塗装は難しいです~

ウルトラセブン第43話「第四惑星の悪夢」は実相寺昭雄監督が上原正三さんと共作(川崎高名義)で脚本を書いた異色作です~企画段階では43話は「宇宙人15+怪獣35(仮)」というオールスター出演の超豪華エピソードになるはずでしたが、製作費の枯渇でまったく真逆な怪獣も宇宙人も登場しないお話になりました。
特撮は宇宙船スコーピオン号とロボット長官の顔面、そしてセブンが地球侵略ロケット基地を破壊するシーンくらいで、エンターテイメント的にはかなり地味な作品となりました。
それ以上に実相寺監督独特の超アップのカメラアングルやロボット所長のコリコリに象徴されるような癖のある演出が印象に残るエピソードでした。
ただし、放送当時(1967年)私は小学生5年生でしたから、子どもの目には退屈で面白かったとは言えない作品だったですねェ~やっぱ宇宙人や怪獣が大暴れしないと、当時の大半の小学生は満足できなかったと思いますゥ

このエピソードで一番記憶に残っているのはやっぱ顔面をパカッっと外したロボット長官ですね。多数の歯車がむき出しで、それに油ささなければいけないなんてまさに昭和レトロ感覚が愉快です。外したら目玉が不釣り合いにでかいのに思わず笑ってしまいます。合成ですからメカに奥行きがなくてフラフラと小刻みに揺れるのもあら不思議…そんな機械人間なのにコーヒーの味にうるさいなんておもしろい演出ですねェ~
成瀬昌彦さんは、プロテ星人に続く2回目の出演ですが、ロボット長官はめっちゃはまり役だと思いマッス。帰りマンのナックル星人も冷酷だったですねェ~
いっそ「ずっこけ企画」でこの3体をいっしょに並べてみようかなぁ~www

あと、このエピソードにしか登場しない宇宙ロケットスコーピオン号も印象深いです。このお話1回だけしか使用しないのはちょっともったいないかも~
ところで、なんでホーク2号を使用しなかったんでしょうか???長距離用ブースターの実地試験飛行とかの名目でだと不自然じゃないと思うんですが、なぜスコーピオン号が登場したんでしょう?ソガ隊員の星占いの伏線からかなぁ~
私的にはやっぱ「宇宙人15+怪獣35(仮)」観たかったですね~宇宙人も怪獣も登場しないエピソードはやっぱ物足りないですゥ。実相寺アングルめっちゃ癖あるし…結局このお話はダンとソガの夢落ちなんだと思います~

ちなみに、お遊びでこんな小話いかがでしょ?
長官8
長官:「もしもし~TVが故障したのか変なエビみたいなのが映ってんだけど~」
ヴィラ星人:「ヴィラヴィラヴィラ~おまえの頭の中のユシマダイオードよこせ!!」