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ディープ・パープルのKeyドン・エイリー…1988年リリースの1stソロアルバム
[K2 Tales of TRIUMPH and TRAGEDY]邦題「K2-栄光と悲劇の物語ー」デッス

01. OVERTURE
02. SEA OF DREAMS (Part.Ⅰ)
03. SEA OF DREAMS (Part.Ⅱ)
04. VOICE OF THE MOUNTAIN
05. SONG FOR AL (Instrumental)
06. BALTI LAMENT
07. ASCENT TO CAMP4
08. CAN'T MAKE UP YOUR MIND
09. SUMMIT FEVER
10. BLUES FOR J.T.
11. JULIE(If You Leave Me)
12. DEATH ZONE/WHITEOUT
13. SONG FOR AL (Reprise)


コロシアムⅡレインボーMSGオジー・オズボーンゲーリー・ムーアそしてディープ・パープル…キース・エマーソンやリック・ウエイクマンに比べると、エイリーは地味な職人肌のアーチストといったイメージなんですが、そのキャリアはほんとHM/HRの歴史そのものデッス

このアルバムはドン・エイリーの長いキャリアの中で、最初にリリースしたソロアルバムですが、世界第2の高峰に挑んだ登山家たちの栄光と悲劇の物語という壮大なテーマのコンセプトアルバムになってます。
登山の歴史をテーマにしたHRのコンセプトアルバムなんて、それまでリリースされたことがなかったんじゃないかなぁ~それもあまり世間に知られていない秘境の高峰「K2」をテーマに選ぶなんて、ドンらしい渋いチョイスだと思います~

サポートメンバーはGがゲーリー・ムーアと弟のキース・エイリー、Ds コージー・パウエル、Bはブラック・サバスにいたローレンス・コットル、Vo.にはクリス・トンプソン、メル・ギャレイそしてVOWWOWの人見元基といった錚々たるアーチストが名を連ねています。

K・エマーソンやR・ウエイクマンに比べると華は若干劣りますが、キャリアに裏打ちされた堅実なテクニックで壮大なテーマをみごとに表現しています。ウエイクマンの「地底探検」等と比較しても遜色ない高レベルのアルバムに仕上がっていると思いマッス

ちなみにK2というのはカラコルム山脈の奥地にある世界第2の高峰で、四方急峻な大岩壁のヒマラヤで最も登頂困難な山のひとつです。それなのになぜか固有名詞がなく、現在もK2(カラコルムNo.2)という測量記号で呼ばれているミステリアスなパキスタンの最高峰デッス
なんでも1902年に登頂したイギリスのパーティーに、あの有名なオカルティスト アレイスター・クローリーがいたんだとか…D・エイリーはオジー・オズボーン・バンドで「ミスター・クロウリー」の印象的なKey演奏してましたから、なんか因縁めいたものを感じてしまいます~ダハハ