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昨年公開のハリウッド製ヒーローアクションムービー「ヘルボーイ」デッス

地獄で生まれ、地球で育てられた悪魔の子・ヘルボーイ。超常現象調査防衛局(BRPD)のエージェントとして活動する彼のもとに、英国中を荒らし回っている人食い巨人を退治せよとの指令が下る。そこでヘルボーイは暗黒時代に封印されたブラッドクイーン ヴィヴィアン・ニムエが1500年の眠りから覚めたことを知る。人類への復讐心から地上を魔物の世界へ変えようと企むブラッドクイーンの野望を打ち砕くため、霊媒能力を持つ少女アリスやジャガー人間のベン・ダイミョウ少佐らとともに地球を守るための決死の戦いを挑む……

これもまた2004年に公開され大HIT?した同名映画のリブート作品デッス
最初、前作の続編かと思ったんですが、微妙にストーリーがつながらない部分があって、まったく新しいお話と考えた方がいいみたいです。第1作で亡くなったおとうさんが、キャラは違うけど健在だし、相棒が炎女と半魚人から、霊媒娘とジャガー男にチェンジしてます~
ただ主人公ヘルボーイはほとんど着ぐるみ状態ですから、俳優さんが変わってもまったく風貌が同じに見えるので、前作との違いはほとんど感じませんけど~ダハハ

敵役、ブラッドクイーンはミラ・ジョヴォヴィッチですからかなりキャラが濃くて強敵です。
今回はアーサー王伝説がモチーフですね。ヘルボーイはアーサー王の末裔だったという奇想天外なストーリーです。
ただ、前作と違いかなりゴアなシーンが連発で、コミックヒーローモノとしては、ちょっと刺激が強すぎるかも~生身の人間を引き裂いたり、引きちぎったり、噛み砕いたり…
CGですからそれほど生々しくはありませんが、ちょっとやりすぎの感があります。
登場するクリーチャーたちはコミカルタッチなのに、やることがかなり強烈でえげつないです。
過剰なスプラッター表現はコミックヒーロームービーには不必要だと思いますけど~
ただまあ最近の日本のヒーローアニメもかなり出血多量ぎみではありますが…

それに前作はギレルモ・デル・トロ監督の趣向というか、クトゥルフ神話のようなコズミックホラー要素が秀逸でした。登場するモンスターも、ラスボス“オグドルヤハド”をはじめ、ラヴクラフトファン好みの軟体動物系でかっこよかったです~
今回はアーサー王伝説がモチーフになっていますが、クリーチャーデザインが散漫で、イメージの統一がいまいちできてなかったように思います。過度のスプラッター表現のみで凄みを出そうとしたような…ストーリーにそれほど深みがなく、オモロシイ要素がちょっと少なかったかも~
バトルシーンがやたら多くて、1,2作のような主人公たちの感情描写も希薄…人間ドラマがほとんどありませんでした。
本国でも前2作に比べるとかなり評価が低かったみたいですね。

これってまた続編が制作されるんでしょうかねェ~そろそろ過去の名声に乗っかったリメイク作品の大量生産から脱却しないと、ハリウッドの未来は暗いように思うんですけど~トホホ