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2017年5月公開の、タツノコプロ55周年記念作品「破裏拳ポリマー」デッス

警視庁と防衛省は極秘裏に提携し、重火器の無効化、攻撃力、機動力を兼ね備えた特殊装甲スーツを開発した。その名は「ポリマースーツ」。しかし、当時の警視総監により開発は中止。すでに完成していたポリマースーツもその力を封印した。数年後、ポリマースーツの開発が再開されるが、試作機のうち3体が盗まれ、その強大な力を使った犯罪が頻発する。悪用されるポリマースーツを撃退し取り戻すためには、封印された紅きポリマースーツを使うしかない。刑事部長の土岐田は、最強拳法・破裏拳の唯一の継承者でありながら元ストリートファイターで今は探偵の鎧武士に捜査への協力を求める。彼こそがポリマースーツを扱える唯一の人物だった。相棒は心優しき新米刑事の来間譲一、助手は事務所の大家であり“自称・探偵助手"の南波テルだ。そんな中、再び事件が起こる。わけも分からないまま武士はポリマースーツを起動させ、その力を目の当たりにする。ポリマースーツが破裏拳の破壊力を増大させ、無敵のヒーローがここに誕生したのだ。捜査が進むにつれ、明らかになる裏切りと過去の秘密。そして、世界をも転覆させる巨大な陰謀。紅きポリマースーツに隠された謎とは……?

タツノコプロの作品の実写映画化というと…伊勢谷友介主演の「CASSHRN」…松坂桃李、綾野剛、鈴木亮平、剛力彩芽+1の「ガッチャマン」そしてフカキョンのドロンジョさまがめっちゃセクシーだった「ヤッターマン」なんか思い出します。どれも当時話題作でしたが、評価としては★ふたつ程度の凡作でしたですね~世界観が原作とは違うのは仕方ないとしても、脚本も演出もいまいちで、正直退屈な作品でした。

そんなこんなで、先日アマゾンプライムで見つけた「破裏拳ポリマー」…主人公 鎧武士 はちょっとヒーローアクション映画のイメージのわかない溝端淳平くん…溝端くんというと私的には「新参者」シリーズの松宮刑事のイメージが強いです~
破裏拳ポリマーのポリメットはマスクタイプじゃなくバイザーが透明で顔の表情がすべて分かるので、なんかちょっと違和感ありました。ただストーリー的には原作とは全く違う完全オリジナルではありますが、いままでの実写作品に比べると、なかなか見ごたえがあって個人的には得点高かったです~

ポリマーはヒーローもののテッパンアイテム光線発射したり、剣のような武器は一切使わず、強化スーツを装着して格闘のみで闘うシンプルなヒーローです。ただ肝心の格闘(カンフー)シーンは中国の武侠映画なんかと比べるとスピード感とキレがイマイチのように思いますが、その点を差し引くとストーリーはいままでのタツノコ実写版の中でいちばんよくできてたと思います。誰よりも信頼していた人物に裏切られるクライマックスの絶望感が半端ないです~

そしてなんといっても悪のヒロイン“ポリマーアルテミス”がめっちゃ凶悪でめっちゃラブリ~
そのうえめっちゃつおい!

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アルテミスとポリマーのカンフーアクション見るだけでじゅうぶん満足できましたです~

脚本も演出もこのレベルのクオリティを保てると実写映画化も次第点とは思うんですが、総じて原作アニメを凌駕するような実写化作品はないですねェ~ほとんどの作品が凡庸で退屈です~
「鋼の錬金術師」しかり「ジョジョの奇妙な冒険」しかり…なかなかアニメの実写化はハードル高いですねェ~そういった意味ではこの作品はほどほど満足できるクオリティでした。
とにかく見ものはポリマーアルテミスの凶悪さと悲しさにつきますけどねwwwダハハ