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またまた邦画のレビューですけど~今年1月に公開された最新ホラー映画「シライサン」デッス

眼球が破裂した死体が連続して発見された。直接の死因は心不全だった。そして、死の直前“何か”に怯え取り憑かれたような奇妙な共通点があった。 親友を目の前で亡くした大学生の瑞紀と弟を失った春男…二人は共に事件を調べ始める。鍵を握る詠子を探し出すが、ほどなく彼女は「シライサン...」という謎の言葉を残し、眼球を破裂させ心不全で死亡した。 事件に目を付けた雑誌記者の間宮も加わり、徐々に明かされてゆく“シライサン”の呪い…核心に近づく三人の前に、理解を超えた、戦慄の事実が待ち受けていた……


コロナ禍の影響で公開についてまったく知りませんでしたが、人気小説家乙一(安達寛高)さんの監督デビュー作で、原作も脚本も乙一さんの作品だそうです。
ありきたりな怪談話に登場する亡霊…ただその名前“シライサン”を知ってしまうと、だれであろうと呪われて殺されてしまうという「リング」のビデオテープのようなめっちゃ物騒なお話です。
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シライサンの姿がまた奇っ怪で、異様に目が大きい女の姿をしていて、昼夜関係なし現れては名前を知った人たちを見さかいなしに呪殺していきます。
またその死にざまが凄惨で、眼圧が異常に上昇して目玉が破裂してしまうんですが、直接の死因は心不全で事件性が皆無という理解しがたいものです。
ただし、シライサンは恐怖で目を背ければ背けるほど近づいてきて、最後には憑りつかれてしまいますが、直視してる間は近づいてこないという不思議な習性があります。
ヴィジュアル的にはかなりインパクトのあるキャラでめっちゃ不気味です。ただ近づいてくるだけで背筋が凍りつくかも~ただにらみ返すと、竦んじゃうというのは、ちょっと悪霊としては消極的で気が弱そうですねェ~ダハハ

主人公のふたりが調べていくうちに、昔、調伏を生業とする呪詛師の隠れ里(目隠村)があって、そこにシライサンの謎が隠されてるところまでは突き止めますが、村はすでに消滅していて、関係したほとんどの人物が殺され、謎は解明されないまま終わってしまいました。
ただひとつ解ったことは、シライサンは白井さんという苗字ではなく、“死来さん”なんじゃないかとヒロインが気づいたことくらいでしょうかねェ~それと、シライサンは必ず三日おきに現れて同時に複数の人を襲うことはできないというのも解りました。

とにかく、ほとんど謎ばかりでフラストレーションのめっちゃ溜まる作品でした。これから続編があって解明されるんでしょうかねェ~五里霧中のままでお終いでは胃に悪いですゥ。単なる幽霊話なのか、伝奇的要素の濃い因縁話なのかも解らずじまいでした。とにかく続編制作してあるていど伏線の回収はしてほしいかも~

ひょっとしたら「リング」シリーズのように壮大な続編の計画があるのかなぁ~シライサンが貞子に代わるニューホラーヒロインなのかもしれませんねwww
いずれにせよ、謎を解明する続編の制作強く期待したいと思いマッス