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この年末年始のお休みはコブクロムシも帰らず、いつもにもまして外出することもないので、部屋に籠城してメタル聴くか映画ばっか観ていました~
そんでもって、ここんとこレビューにハマってるJ-ROCK懐メロシリーズ…第3回は内田裕也と並ぶ怪人ミッキー・カーティス…サムライ名義で1971年リリースの2ndアルバム『河童』デッス

01. Trauma
02. Same Old Reason
03. 誰だった
04. Vision of Tomorrow
05. King Riff and Snow Flakes


ミッキー・カーティスも内田裕也と同じく、今では変な仙人みたいな爺さんタレントというイメージしかありませんが、1960年代から70年代にかけて日本のロックの創世記をリードした、重要なミュージシャン&プロデューサーのひとりでした。
とくにGS全盛期、1967年に結成したサムライというバンドはGSとしてデビューの後、Vo:ミッキー・カーティス+外国人ミュージシャン2人(G・Key)B:山内テツ、Ds:原田裕臣という強力な布陣で、ワールドワイドで活躍できる実力をもった本格的ロックバンドに進化しました。

ヨーロッパでLIVEやレコーディングして、帰国後リリースされたこのアルバムは、今聴くと年代物のクラシックなサウンドではありますが、当時の日本では考えられないような先進性を持ったアルバムだったと思いマッス
とくにラストの20分にもわたるインストゥルメンタルナンバーなんかはヨーロッパで修業した自信の表れでしょうねェ~先日レビューしたフラワーズのアルバムと同じくコマーシャリズムを排除した本格的なRockアルバムです。とくに、のちにフリーフェイセズで活躍する山内テツのうなる重低音ベースは迫力満点です~

これもまた日本のロック史を語るうえで外すことのできない名盤だと思いマッス。いまの感覚で聴くとスカスカでシンプルすぎるサウンドだと思いますけど、半世紀前は最先端だったんですよね~ダハハ