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本田真吾さん原作のモンスターパニック漫画「ハカイジュウ」…20巻までは全巻欠かさず読んでたんですが、最終21巻は発刊から４年も経ってようやくGETすることができました……というかその間すっかり忘れてたんですけど～

序盤は立川市に大量発生した謎の怪生物群から主人公たちが逃避するリアル指向のサバイバルホラー漫画でけっこうはまっちゃってたんですが、第１部の終盤からちょっと展開があやしくなり、日常感が薄れヴァーチャルなヒーローものみたいになってからだんだんと興味が薄れていきました。

第2部になるとさらに荒唐無稽化が進み、ヒロインは変身するし、カルトみたいな謎の集団が現れたり、太陽の塔がマジンガーＺみたいになっちゃったりで、リアリティの欠如が甚だしく、まったく違ったテイストのお話になっちゃったのが残念ですゥ

そんなもんで20巻まで読んで長らくご無沙汰してたんですが、残りがあと1巻だけというのをこないだ知って、それなら最後まで読まなくちゃと思いGETした次第ですゥ
ただ、残念ながらクライマックスもありがちな展開でいまいち盛り上がりに欠けた印象が強いですね。もうちょっと感動的なラストはなかったものか…序盤の展開はまるでフランク・ダラボン監督の「ミスト」観てるような感覚でけっこうリアル&スリリングだっただけに、中盤以降の豹変ぶりがほんと残念かも～まさに竜頭蛇尾の様相でした…なんせ最終巻に登場したラスボス“救世主”が表紙絵のとおり、でっかいおっさん顔のモンスターですから～ダハハ

まあ、４年もブランクがあったので、ストーリーを忘れちゃってる部分が多々あるので、完結を機にもう一度読み直してみたいと思いマッス
それとたしか平成17年頃、以前レビューしたことのあるモンスタームービー「へんげ」とコラボした実写PVが制作されてましたですね。実写映画の「ハカイジュウ」も観てみたかったです～


cf:「へんげ」のレビューはこちらです～
へんげ : フクロムシ＆コブクロムシ怪獣なんでも研究所 (livedoor.blog)