ラゴン1
ラゴン2
ラゴン3
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ラゴン5
ラゴン6
ラゴン7
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海底原人 ラゴン
アレイド レジンキャスト 30cm
原型師 浅川 洋


アス工房浅川さん謹製 海底原人ラゴン 完成しました~
体色を事前にチェックしておきながら暗緑色のままで、ヌメヌメ感も表現できていませんねェ~
結局、オーソドックスな怪獣色になってしまいましたwww自分の持ってるラゴンのイメージが強かったみたいです~ダハハ

「ウルトラマン」のラゴンは「ウルトラQ」のラゴンと明らかに体形が違います。マンのラゴンは♂でQのラゴンは♀という設定で、流用されているのは頭部だけで体は新造されています。
Qのラゴンのアクターは、ウルトラマンの古谷敏さんですからスリムで長身ですが、マンのラゴンは泉梅之助さんで、いかにもがっしりしてて男性的です。
このエピソードはある意味新旧ラゴン対決なのが面白いかも~
劇中でイデ隊員がラゴンの身長を30mと言っているのですが、そうなるとウルトラマンとの身長差が10mにもなるので、ちょっと対決シーンには違和感がありますね。

物語の冒頭で「地球防衛軍」のマーカライトジャイロが登場してびっくりします。すごいあらかさまなライブラリーフィルムの流用ですが、かえって潔くて得した気分になりますね。
そして太平洋上での原爆事故、原爆を捜索する艦船を襲うラゴン、白い航跡を残しながら日本本土へやって来ます。この辺の緊張感は、2期以降のウルトラシリーズにはないものです。
そしてムラマツ隊長が、千葉の館山付近に上陸すると予想してハヤタ隊員を派遣しますが、ラゴンは一転三浦半島の葉山に上陸します。ハヤタ隊員がフェリーで千葉から三浦半島へ移動するというシチュエーションも実にリアルに丁寧に描かれてます。
それに、実在の地名だったり架空の地名だったりしますが、怪獣の出現する地域が比較的はっきり表現されているのも初期ウルトラシリーズの特徴ですね。それで数倍リアリティが増しています。
ラゴンが上陸した葉山アリーナにたまたま休暇を取ったフジ隊員がいるのはご愛敬ですが、決して不自然ではありません。凸凹コンビのホシノくんの存在は、このエピソードに限らずちょっと無理があるように思いますけど~ダハハ

それに面白いのは、イデ隊員をはじめ科特隊でも、ラゴンのことを怪物と呼称していることです。細かなニュアンスですが、怪獣だとなんか幼稚に聴こえるような気がします。たぶん我々の目前に巨大な異形の生物が出現したら第一声怪物と叫ぶでしょう。多分怪獣とは言わないと思います。
そんなところも初期ウルトラ三部作が好きな理由かもしれませんね。

とにかく、ストーリーの展開が自然で無理な力技がありません。事件が主人公たちの身のまわりばかりで発生することもなく、子どもばかりが絡む事件でもありません。唐突に怪獣が出現することもなく、ちゃんと理由が説明されています。同じ30分ドラマなのに、ほんと初期ウルトラ三部作は丁寧に作られていたと思います~

そしてウルトラマンの登場、スぺシウム光線を食らったラゴンが崖から転落する一連の動作はマルメスの岩石バックドロップと同じくめっちゃ不自然ですけど、その点はギャグっぽくて愉快です~

そんなこんなで、ラゴンの体色を確認するつもりが物語の中身に没頭したちゃって結局色はいつもどおり、なんちゃって塗装になってしまいましたとさwwwダハハ