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1970年代のドイツクラウトロックの代表的バンドのひとつアシュ・ラ・テンペル
2000年にバンドリーダー マニュエル・ゲッチングとオリジナルメンバーでシンセサイザーミュージックの巨匠クラウス・シュルツェが共演しアシュ・ラ・テンペル名義でリリースしたLIVEアルバム [GIN ROSÉデッス 

01. GIN ROSÉ
02. EINE PIKANTE VARIANTE


タイトルナンバーが42’05”、2曲目が27’54”という長尺のインプロビゼーションナンバーでシュルツェのシンセサイザーにゲッチングのギターがかぶさり延々と電子音が鳴り響く、いかにも1970年代のクラウトロックのサウンドです。いまでは新鮮味はありませんが、当時は最先端のサウンドでした。前衛的で難解というと決してそんなことはなく、電子音に包まれて浮遊してるようなイメージです~攻撃性や緊張感はないので聴いてると睡魔に襲われそうになりますけど~ダハハ

このアルバムはロンドン:ロイヤル・フェスティバル・ホールでのLIVEを収録したので、同梱されているLIVEDVDが観たくてGETしたんですが、映像自体は舞台袖の固定カメラで撮ったもので画質が粗く、オーディエンス録画のブートレグとほとんど変わらないもので、正直価値はありませんでした。最初延々とリハーサルの映像が続きますし、LIVE自体も途中でぶった切られていて全曲収録されていません。やっぱこれはCDのオマケ程度のコンテンツですねェ~

アシュ・ラ・テンペルの限定LIVEということでマニアの間では貴重なアルバムとして認知されてはいますが、サウンド的にはK・シュルツェのウエイトが大きく、シュルツェのソロLIVEとの差異を見出せませんでした。これならリサ・フィッツジェラルドと共演してるシュルツェのLIVEDVDの方が映像もサウンドもクリアなのでそっちの方がお薦めかも~

このアルバムはあくまでアシュ・ラ・テンペルマニアの秘蔵コレクションアイテムですね。
いずれにしてもヘドバンには向かないアルバムですけど~wwwダハハ