フクロムシ&コブクロムシ怪獣なんでも研究所

春うらら 空見上げると ウルトラマン…

カテゴリ: 『ガメラ4』妄想の小部屋

《これまでのあらすじ》   1999年、京都でイリスを倒したガメラは太平洋上のギャオスの大群の殲滅に向かうが、南鳥島近海で、空自イーグル編隊とともに謎の光に包まれ消息を絶つ。   2012年、奈良国立考古学研究所から、栁星張の社でイリスを封印していた亀甲 ...

Chapter51 『脱 出!』   貴幸は、白霊珠をかかえ、生存本能のみで行動する野獣のように、ただがむしゃらに逃走を試みる。しかし体長がゆうに60mを超える巨獣の足下から無事逃れるのはほとんど奇蹟に近いことかもしれないという恐怖感が全身を硬直させ思うように身体が動 ...

Chapter50 『蘇りし白き獣神』  悪魔の笛の音と超塩基物質の攻撃にさらされ、瀕死の状態で横たわるジャイガー…。  貴幸はその約200m前方にリガードを着地させた。コクピットを開き、タラップを踏みしめジャイガーが吐しゃした粘液溜まりへ注意深く脚を下ろす。 ...

Chapter49 『緋巫女』    まさかそんな古の女王の名を聞くことになろうとは…米森は辰興の言葉がすぐに理解できず、呆然と淺黄の方向に振り向いた。淺黄はだまって辰興の顔を見つめている。     そのとき、古びた木製のドアがきしんだ音を立てて大きく開 ...

Chapter48 『1945』 「あんたらはいったい何者なんだ。あんな化物たちを東京に呼び寄せていったいなにを企んでいる。俺にも判るように説明しろ!」  米森は苦々しい表情で言葉を吐き捨てた。辰興は米森の問いには無言で、部屋の隅々にある蝋燭に火をともすと、先 ...

Chapter47 『夕闇のせまる縁にて』   遠くで古いアナログレコードの奏でるパッヘルベルの四重奏が流れている。   かすかな陽の光の中に横たわっているのが、肌の感触から理解できた。   米森はゆっくりと目を開いた。どうやら洋室のソファーで気を失っていたらし ...

Chapter46 『GⅡ消滅』  ガメラ(GⅡ)の身体から発せられる熱量の急激な上昇がサーモセンサーのモニターに刻々と記録されていく。周辺の海面から水蒸気が一段と激しく立ち上り、甲羅全体が再びまぶしいオレンジ色の光を放ち始めた。    オスプレイは、大きく弧 ...

Chapter45『作戦開始!』 「あなたのご主人にはきっちり借りを返してもらいますよ」  大きく振動するオスプレイの操縦席からパイロットが千里に大声で話しかけた。 「えっあなたは…?」 「私ですよ。ご主人の後輩の櫛田です。リガートは私の大切な女房だったんですが、 ...

Chapter44『イーグルドライバーの決意』 「松戸から特殊誘導弾到着は09:30の予定、作戦開始は10:00とする。各セクションは点検・整備を急げ」 「隊長!テレオペレーションシステムに不具合があって復旧が短時間では不可能です」 特戦研のエンジニアのひとりが悲痛な表情で ...

Chapter43『再起動』  東の空がうっすらと白み始めた頃、青海地区の岸壁周辺は累々たるギャオスの死骸で埋め尽くされていた。かろうじて原型を留めている個体もあったが、ほとんどが赤黒い肉塊とかし、あたりには鼻を突くような異臭が充満している。    ガメラはその折 ...

Chapter42『地下室』  米森はフゥっと深いため息をついた。  結局のところ朝倉辰興は、南太平洋の海底でなにを発見したのか。辰興がその後、日本に帰還できたことは記録からも確かだ。しかし米森は伊-374潜を南鳥島ではっきりと目撃している。消息をたったのは遙か遠く ...

Chapter41『伊-374潜の秘密』    貴幸が諏訪で守矢老人と面会していた同時刻、米森と淺黄は海上保安庁の資料書庫に保管された古い海事記録を精査していた。米森は、海底神殿で発見した潜水艦の存在が浮遊岩礁の謎を解明する手がかりになるのではとずっと考えていた。 ...

Chapter40『幽世の謀略』  首相官邸地下、危機管理センター…  まったく意見を聞き入れてもらえず、CICの片隅で黙って戦況を見つめていた千里の携帯に突然コールが入った。極限の緊張状態にあった全員の視線がいっせいに千里に向けられる。千里はあわてて背を向けて携帯 ...

Chapter39 『ギャオス来襲』 「先ほど衛星電話をお借りしてモスル大学のザハド教授にお聞きしたんですが、カルデア神話では、マンティコアの王ヤイゲル・セラビムは白き魂を抜かれ、悪魔の笛で封印されたと伝えられているそうです。天空に赤い月が現れたとしても悪魔の笛 ...

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