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4Kリマスター「ウルトラQ」の最終回第28話は…怪獣や宇宙人の登場しない異次元ファンタジー『あけてくれ!』でした。けっこう地味なエピソードで視聴率が取れないと判断されたのか、最初本放送では放映されず、再放送で最終回として放映されたと記録に残っているそうです。でも、私の薄っすらとした記憶の中では、たしか本放送で観たような気がするんですけど~
放送は最終回ですが、脚本は6作目制作されたのは4番目で、初期企画のアンバランスゾーンのイメージが強い作風のエピソードでした。

ドライブにでかけた淳と由利子の二人は、路上で横たわる沢村正吉という男を助ける。沢村は意識をとりもどすと、いきなり「あけてくれ!降してくれ!」と暴れだした。沢村の狂人めいた様子に不審をもった淳は、一の谷博士の研究所に彼を連れていく。催眠術療法で事情を開きだすと、沢村の乗っていた電車が突然上空へ向けて走りだし、それを知ってあわてて降りようとしたが、ドアが開かなかったというのだ。もう一人、沢村と同じ症状の婦人が一の谷研究所に保護されており、沢村と婦人のうわごとを合わせてみると、どうも同じ電車に乗り合わせていたことになる。だが、淳たちは電車が空中を走るなど考えられないことだった。しかも、ふたりとも電車の中で推理作家、友野健二に合っているという。友野の推理小説の中には「時間と空間を超越した世界」へとつぜん落ちこむと云う人間喪失の、謎めいたものが多かった。そこで由利子たちは友野を訪ねて、事件の真相を探ろうと考えた。しかし、家政婦松代の話によると、当の友野も一年前ほどから失踪していて、どこからか原稿が家へ送られてくるだけというのだった。友野家をたずねた帰り道、友野の声とともに、淳たちの車の中に彼の原稿が発見され、その原稿には友野が発見した未知の別世界が描かれていた……

このエピソードでもっとも重要なアイテムは、まるで「銀河鉄道999」のように夜空を駆け抜ける小田急ロマンスカーの形をした異次元列車なんですが、さすがにこれはコレクションできてませんでした。以前Nゲージを捜したことがあるんですが、けっこうなお値段なのであきらめました。
そんな事情で、最終回はパスしようと思ってたんですが、なんとけんたろうさんの恩師、奈須さんが製作してくださったということで、急ぎ原稿をけんたろうさんに送っていただきました

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ウルトラQの最終回『あけてくれ!』に登場する異次元列車は現実の辛さに絶望した人々を乗せて時間と空間を超越した理想郷世界へと連れて行ってくれます。劇中では小田急電鉄のロマンスカーの形を取っていました。                                    
怪獣専門のフクロムシさんの所は勿論の事、私の所にもロマンスカーの模型は無かったので「勝手にアンコール4KリマスターウルトラQ」の最終回は出来ないと思っていました。そこで私の恩師であり鉄道模型マイスターの奈須義彦さんに小田急3100形NSE車(ロマンスカー)をお持ちでは無いですか?とお尋ねした所「残念ながら・・・」とのご返事だったので、何とか最終回を飾るべくDAISOのパチモンプラレールを改造(再塗装?)して作るつもりでした。(以前に本物のプラレールで「ウルトラQあけてくれ仕様」と言うのが有ったそうですが、今やプレミア価格になっているので手が出ずなので)半ば諦めていたのですが、なんと超特急で奈須さんがロマンスカー異次元列車を製作して下さいましたので、無事フィナーレを飾る事ができました。 
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カラー版で作られた模型を特撮してグレースケールでモノクロに変えた物がコレ!異次元列車の元になったロマンスカーは小田急3100形NSE車で、実車は11両編成ですが、今回は劇中同様こだわりの4両編成での製作です。カラー版では実車通りに着色されていましたので今回の模型はカラー版で製作されています。本物は2000年に引退していますが、神奈川県の開成駅前に保存されており見る事もできます。せっかくなのでコチラがカラー版! 
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う~ん、やはりモノクロ版が雰囲気が出ると言うかイメージ通りと言うか……

異次元列車
 スケール 1/80(HOゲージ?)
 全長740mm(1両あたり185mm)
 車輪とパンタグラフは金属製でそれ以外は木と紙
製作日数 約1週間
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で・・・今、気が付いたのですが、今回のは完全新作!「勝手にアンコール」では無いんですよね
(苦笑)

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4Kリマスター「ウルトラQ」の"勝手にアンコール再現レビュー”は、奈須さんのすばらしいフルスクラッチ異次元列車(小田急ロマンスカー)をもって大団円デッス
でも「ウルトラセブン」は、まだ折り返し点を過ぎたところですね。"勝手にアンコール”で、引き続き勝手にレビューさせていただきたいと思いマッス