★超兵器R1号
ウルQ、初マン、セブンに登場するキャラクターの殆どは立体化、商品化され1部はメーカー品として、残りの多くはガレージキットとして流通しているみたいです。特に人気の怪獣やメカは多くのメーカー、原型師が手掛けて2巡、3巡している物も珍しくありません。そして中でもメカが充実しているのはやはりセブン!『こんな物まで?!』と言われる物までが立体化、商品化されています。そんな中でこれまでガレージキットでも個人製作でも見かけなかったのが今回、奈須さんがお作りになった「超兵器R1号」です!(R1と言っても某社の健康飲料とは関係ありません(笑)

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超兵器R1号はウルトラセブン第26話でサブタイトルもズバリ「超兵器R1号」に登場し爆発のテストする為に選ばれたギエロン星を木っ端微塵に破壊した超兵器です。しかしサブタイトルにまでその名前があるのに劇中では僅かに1分も出て来ず姿が判るのは発射台のシーンと発射シーンのみ!しかも前者では肝心な部分が発射台の構造物に隠れて見えず後者ではロングショットの為にデジタル4K画質でも細部は判りません。そんな事が理由なのかコレまで製作例は(少なくとも私は)見かけた事がありません。
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私も作ろうと狙ってキャプチャ画面を印刷し検討図を作成する所でしたが、一足早く我が師奈須先生がお作りになられていました。
映像作品を観ながらスケッチを起こし、イメージを掴んだ所で製作開始!本体は木材からの削り出しで作られています。発射台のシーンでは隠れてよく見えない先端部の凹凸などロングショットから見事に解析なさっておいでです。

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奈須さんによると…
金曜日夕方100円ショップに木の棒を買いに行ってその日のうちに何となく形に、長さは132㎜、棒の太さからバランスでそうなっただけ。土曜日塗装、日曜日仕上げ、メタリックな光り方に見えるので(だから余計ディディールが分かりにくいのですが)手持ちの金属質感塗料アイアンを塗って、マークとレタリングは手書き…と言う事で製作期間は2日半だそうです。

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ところでこの超兵器R1号ですが、考えたら不思議な事だらけ!先ずギエロン星は何処にあるのか?核兵器以上の超兵器で破壊しても地球に影響が無い程ですから余程遠い所にあるのでしょう。ならば発射後にスグに爆破結果が判るのも疑問です。それにR1号は恒星間弾道ミサイルなので届くのに時間が掛かります。他の天体に向けて発射しても途中で阻止される可能性が有るのは後のマゼラン星恒星間弾道ミサイルの結果からも判ります。
ですからフルハシ隊員が言うように『我々は発射ボタンに手を掛けて敵の攻撃を待てばイイんだ』みたいな呑気なお話では済まないのが現実ですよね。

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ちなみに私はよくオプションとして「飾り台」を作るのですが、奈須先生はこんな化粧箱まで…
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まるでこんなパッケージに入って販売されているみたいです。(笑)

しかし「R1号」「さくら9号」「第四惑星の侵略ロケット」「サロメ星人の水中翼船」
奈須先生の手により立体化されたメカ意外にこれまでガレージキットなんかで販売されていたメカを含むとウルトラセブンのメカはほぼ出揃った感が有りますね。(う~ん私も作るものが無くなって来た(汗)

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けんたろうさんからお送りいただいた、奈須さん製作の最新メカ『超兵器R1号』デッス
これもまた究極のマイナーメカwww
あのほんの数秒しか画面に映らないメカをみごとに再現されています。
「血を吐きながら続ける哀しいマラソン」の象徴ですね。
また、けんたろうさんのご紹介のとおり
奈須さんはメカだけでなくそれを納めるBOXまでいつも製作されていらっしゃいます。
すごいこだわりがあってピタッと納まるパッケージなのにいつもびっくりしてます~
ちなみにギエロン星はシャール星座の第7惑星だそうです。
とはいえ…そう言われてもいったいどこなのか判りませんwwwダハハ

セブンに登場した空想メカも出そろった感がありますが…
プロップサイズ宇宙ステーションV3 の完成めっちゃ楽しみにしてマッス