無題
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久々に私の恩師・奈須先生の手による「超マイナーメカ」の完成ご報告です。
過日、ハイパワーレーザービーム車の件でフクロムシさんチにお伺いした時に完成したマックス号を拝見しながら話していてフト、フクロムシさんから『コレ(マックス号)の観測ロケットって誰か作ってましたっけ?』とお話が有り、映像作品を見直すとゴドラ星人に拉致占拠されたマックス号からSOSを知らせにアマギ隊員が搭乗し飛び立ったロケットがあったのですよね!私は完全に忘れていました。『コレは確か奈須先生もお造りにはなって無かった…』と思い奈須先生に話すと数日で完成のご報告が!何ともお仕事が早い!

さて模型の解説の前に今回のマックス号の観測ロケットですが、実は私もフクロムシさんからお聞きして映像作品を画面キャプチャして資料を作ってはいたのです。ただこのロケットは先端部分がイマイチ判らず、その事が奈須先生もこのマイナーメカ製作にブレーキを駆けていたとか。(って事は先端さえ判っていれば既に作られていた?)何度も映像作品を見直しした結果は奈須先生のお造りになったのと同じ形状!すなわち密教法具の五鈷杵(画像参照)の先端の様な形状になっているのでしょう。設定も何も有りませんがおそらくこの先端がアンテナやセンサーになっているのでしょう。そしてレイアウトでは操縦席がエンジンのスグ前に有り、燃料タンクは操縦席の前と言う事になります。有事の際は観測データと搭乗員の無事を確保せねばならないハズなので燃料タンクみたいに危ない物の後ろがイイと思うのですが…。
※密教法具の五鈷杵(確かに先端の形が似てる(笑)
密教法具の五鈷杵s
模型の方ですが、奈須先生の本業(?)の鉄道模型製作の合間に作られたそうで、製作日数は3日間、主材料は木の棒と古はがきでできてるそうです。
僅かな映像資料のみで、よくぞここまで劇中イメージのプロポーションを再現されたと思います。
そして特筆すべきは機体各部のマーキングなど!全て手書きで行われているのには敬服致します。

奈須先生による特撮2点
ドック内の観測ロケット

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地球にたどり着いた観測ロケット

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※奈須先生の本業の鉄道模型「特急やくも」…マックス号観測ロケットは、この鉄道模型の製作の合間に進められました。
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これは来年デビューする新型の「やくも」で、いつものように材料は紙製ですが、実車同様に精巧なスウィング機構まで搭載していて、完成までにのべ1か月を要したそうです。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
けんたろうさんとお話していた超マイナーメカをこんなに早く製作されるとは
いつもながら奈須先生のバイタリティに敬服いたします。
ほんの数秒しか登場せず、映像ではほとんど全体像がつかめない
超がつくマイナーロケットのフォルムを的確に再現される技術に驚愕します。
それを鉄道模型製作の合間に三日間で製作されたなんて信じられませんです~
酷暑の中、ほんとうにお疲れさまでした。

また、いろいろな特撮作品の中から、超マイナーメカ発見したいと思いますので
そのときにはぜひ立体化よろしくお願いいたしマッス