ポーランドのストーナーロックバンド ガリレオウス …2021年リリースの6thアルバム　 [FOSFOLOS] デッス

01. Golem
02. The Groke
03. Frankenstein
04. Fosforos
05. An Invisible Man
06. Bakeneko
07. La La Land
08. The Basilisk
09. Ja Monster

ゴーレムにフランケンシュタイン、透明人間、化け猫、バジリスク…etc 古今東西の怪物・妖怪をテーマにしたホラーマニアの興味をそそるコンセプトアルバムデッス

サウンド的にはブルージーなストーナーロック＋プログレハードで、ダークでヘヴィなサウンドではありますが、タイトルから想像できるようなゴシックホラー的なイメージはあまりありません。
女声Vo.ですけど中性的な歌声で、フェミニンな優雅さとか透明感とは無縁な、いかにもストーナーロックやドゥームメタルの妖しいVo.って感じですゥ…

シンプルでず～んと重く、タイトルのようなモンスターの世界観というよりは、1970年代のサバスやフロイドのサウンドを聴いてる気分…典型的なヴィンテージサイケデリックロックといった趣でしょうか…シンプルですけど、分厚いサウンドで安定感は十分あります。
以前レビューしたギリシャ神話の地獄タルタロスをテーマにしたDÄNGや、ローマの神々を唄ったPLATEAU SIGMAのアルバムなんかがありましたが、やっぱこういった神話や古典ホラー的なテーマはTHERIONのようなダークなゴシックメタルバンドの方がイメージに合うと思います。
ストーナーロックでは少々ストレートすぎて、シアトリカルな怪奇風味が若干足りないかも～

ただ、アメリカや西ヨーロッパのバンドと違い、ポーランドのバンド独特の寒々とした夜の闇のような空気感はなかなか捨てがたい魅力ですね
それに、怪獣オヤジとしてはこういったタイトルのアルバムにはどうしても惹かれてしまいます～やっぱクラシックモンスターは永遠に不滅ですねwwwダハハ
余談ですが…「化け猫」ってヨーロッパでも「Bakeneko」なんでしょうかねェ～???