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2004年に公開された押井守監督の劇場版アニメ「イノセンス」のOSTビデオクリップ集デッス

壱  新世 Incubation 傀儡謡 怨恨みて散る
弐  都雅 Civilization River of Crystals
参  奈落 Abyss ATTACK THE WAKABAYASHI
四  渾淆 Confusion 傀儡謡 新世に神集ひて
五  安息 Sabbath THE DOLL HOUSE I
六  鳴動 Rumble 傀儡謡 陽炎は黄泉に待たむと
七  愁嘆 Pathos Follow Me

「イノセンス」は、当時絶頂期だった押井監督が、1995年の「GHOST IN THE CELL / 攻殻機動隊」の続編として9年ぶりに制作した長編アニメ映画で、当時最先端のCG技術がいかんなく発揮されたハイクオリティのヴィジュアルがめっちゃ話題になりました。
ただ映像作品自体はGHOST IN THE CELL / 攻殻機動隊の続編とは言え、主要な登場人物が同一であることを除くとかなりテイストが異なり、哲学的な会話の内容が難解で、脳内単細胞オヤジが意味を理解するにはかなりハードル高い作品でした。
ましてやTVアニメの「攻殻機動隊」とはまったく別モノでしたですゥ~

CG映像はめっちゃ精密で革新的なヴィジュアルではありましたが、アニメの人物のタッチとCGのクオリティとの整合性に若干違和感を感じたのと、主人公がバトーとトグサで、草薙素子は登場しないため(少女型ガイノイドの義体では登場しますけど~)物語としては少々地味だったことが残念でしたですゥ…映像作品についてはこんなレビューしたことがあります。
イノセンス : フクロムシ&コブクロムシ怪獣なんでも研究所 (livedoor.blog)

これはそのCGの情景と作品に使われたOSTを再編集したビデオクリップ集デッス
音楽を担当されたのは川井憲次さんで、ジャズシンガーの伊藤君子さんが歌う哀愁に満ちたエンディングテーマ [Follow Me] がめっちゃ印象的でした。
メインテーマはエスニックでめっちゃ個性的なナンバーで、スカーレット・ヨハンソンがミラ少佐(素子)を演じたハリウッド実写版の「GHOST IN THE CELL」にも流れていましたです~

このクリップ集は、本編から映像とサウンドを切り取っただけの作品ではなく、主要人物の登場シーンはカットして情景CGだけで構成されているクオリティの高いコンテンツで、これだけでひとつの映像作品として十分成立してマッス
CGの世界は飛躍的に進化しているので今観るといたってノーマルですが、この作品が公開された20年前にはその圧倒的な情報量に驚愕しましたです~こんなすごいヴィジュアルのCGアニメはそれまで観たことなかったですから~

実は、先日レビューした中国産パクリ映画「ゴースト:強化能力者」観て「GHOST IN THE CELL」思い出し再見してると、エンディングで今度はこの「イノセンスの情景」思い出し、久々にテーブルに乗せてみたという次第です。まるで連想ゲームみたいですねェ~ダハハ