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フィンランド出身のメロディックパワーメタルバンド メタル・デ・ファクト…今年3月にリリースされた2ndアルバム [ LAND OF THE RISING SUN PART1 ] デッス

01. RISE AMATERASU
02. CODE OF THE SAMURAI
03. HEAVIER THAN A MOUNTAIN
04. SLAVE TO THE POWER
05. DIVINE WIND
06. TAME THE STEEL
07. SUPERSTARS
08. 47 RONIN


ジャケットデザインやタイトルでインスピレーションできるとおり、日本の文化や歴史をテーマにしたアルバムです~海外では日本のイメージとして定番の「アマテラス」「サムライ」「浪人」といった言葉がタイトルに並んでます。トラック7のタイトルは [SUPERSTARS] ですが、なぜか歌詞の中で「ヨサコイ !」を連呼してますwww

欧米には和モノをテーマにしたアルバムをリリースしてるHMバンドが少なからず存在してます。
以前レビューした、フィンランドのカブキメタルバンド ウィスパード 、イタリアの座頭市大好き ホーリーマーター、ラトビアで平家物語をテーマにしてたヨミ、そしてトリヴィアムのリーダーマシュー・キイチ・ヒーフィーのソロプロジェクト イバラキ
それぞれ違ったサイドから日本の文化をフューチャーしたアルバムをリリースしています。

このメタル・デ・ファクトも、新鋭ながらツインGのエッジの効いたキレのあるリフと、メロディアスで疾走感のあるナンバーでジャパニズムをリスペクトしています。ウィスパードイバラキはグロウルボイスのデスメタルスタイルですが、このバンドのVo.はクリアボイスで歌唱力のある実力派なので、めっちゃ軽快でカッコいいです~
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ただ、和楽器なんかはアレンジされていないし、特にメロディラインに日本を感じることはありません。あくまで日本文化をモチーフにしてるだけの正統派メロディックパワーメタルです。

とくに注目はラスト12分の大曲 [47 RONIN] ですね。これはキアヌ・リーブス主演のハリウッド映画と同じく「忠臣蔵」の赤穂浪士がモチーフになっています。ナレーションパートで、大仰に“大名”とか“切腹”とか“泉岳寺”とかいう言葉を耳にすると思わず笑っちゃいますよ~www

アルバムのタイトルからして、次作パート2があるみたい…次はどんなジャパニーズテーマで攻めて来るのかめっちゃ楽しみかも~ダハハ