いよいよ今日から9月ですね。台風10号の影響もまだ残ってますが、
月が改まって、少しは涼しくなるんでしょうかねェ~ダハハ

そんな9月の第一弾…

けんたろうさんから、驚愕のフルスクラッチ新作の画像が届きました
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

久しぶりのファンド造形! テーマは「私が死ぬまでに作っておきたい10のアイテム」の中から、魔獣封じの石像こと「悪魔の笛」を選びました。

これまでこのアイテムはキャストさんのジャイガーのオマケの小さな物しか有りませんでしたが、今回の造形は地上の石像部分と地下の部分合わせて全長40㎝と言う大きさ!更に完成後は地上部分と地下部分を切り離して物語冒頭のシーンを再現出来る様にしようと目論んでおります。(笑)

DSC_0514w (486x640)

今更ですが、悪魔の笛とは1970年公開の大映映画『ガメラ対大魔獣ジャイガー』に登場し、物語のキーとなる石像です。設定ではかつてムー大陸が有ったとされる地域(海域?)に存在すると言うウェスター島に有るとされ、劇中冒頭では「一体誰が何の目的で建てられたか判らない。」とされていました。(解説している万博広報部員を演じている炎 三四郎さんは、後の仮面ライダーXこと速水 亮さん)

fue11 (640x480)

しかしその実態はムー大陸の伝説に登場する大魔獣、すなわち悪魔の様に恐ろしい大怪獣を封じ込める為に建てられた物でした。この悪魔の笛は頭のてっぺんから下まで内部に管の様な貫通された孔が有り、劇中解説によると生贄の血を注ぐ為の穴と推測されていました。この穴に風が通ると気味の悪い音が出るのですが、その波長が大魔獣ジャイガーの苦手な低周波の雑音なのでジャイガーはこの石像に抑え付けられていたみたいです。(でもどうやってジャイガーを埋めてその上にこの石像を突き刺したのか?不明ですけどね(苦笑)

fue24

以前から作りたいとは考えていたので、資料となる画像はだいぶ前からDVDの画面キャプチャで収集していた他、ネットでも探しました。するとこの悪魔の笛も他の撮影用プロップ同様に何種類か作られているみたいで、微妙にプロポーションやディテールが違いました。
まぁ劇中でもジャイガーやガメラに掴まれたり投げられたりしているので、破損を考えて複数体作られていたとしても何の不思議も有りませんからね。

af01w

また劇中では殆ど判らなかった後ろ姿については、Facebook友達のHN:Mr Dragon氏より参考画像を頂戴し、更に劇中シーンでトミーのパパで考古学者のウィリアム博士が、悪魔の笛を解説する際に黒板に貼られていた断面図より推察して作成しました。

fue3

資料集めが終わっていよいよ着工!と思ったのが8月13日!奇しくも翌14日にはフクロムシさんがブログで「対決!!ウェスター島」を掲載なさった前日でしたので、翌日の記事を見て「なんて偶然!」と驚きました。しかし翌週には人間ドック&脳ドックの検査が有ったし、職場で大きなイベントが開催される予定でその準備に忙しかったので、制作開始は持ち越し!
その後、台風10号の接近による臨時休暇と、私自身の公休とで時間を持て余す事になったので、久しぶりにファンドによる造形を開始しました。何せ連日蒸し返す様な暑さなので、ファンドの乾燥が早くて作業がサクサク進み4日でココまで持って行けました。

DSC_0514 (800x520)

取り敢えずキズや全体のバランスを見る為に捨てサフをしてみたのですが、まだまだ修正しなければならない部分も多数有るみたいで、特に胸と肩から頭へのラインは必須みたいに思います。

最後に今回の拘りポイント、キャストさんのアイテムでは再現されていなかった頭頂部の生贄の血を注ぐ為の穴!

IMG_20240830_225813 (640x471)

実は…この『悪魔の笛』以外にもファンドで作っている物が有るのですが、まぁ急がず慌てずユルリユルリと楽しんで作って行きたいと思っています。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
全長40cmとはめっちゃでかくて大迫力
完成したら生贄が必要ですねwww
まだまだ暑い日が続きそうですが、製作がんばってくださいませ~