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今回の “私論的怪獣形態妄想学” はゴジラ復活の同年1984年7月に公開された円谷プロ制作の劇場公開作品「ウルトラマン物語」に登場するラスボス怪獣『超合体怪獣 グランドキング』デッス

この映画は、スクリーンでもDVDでも未だ未見の作品です。当時ゴジラ復活に熱くなってた頃ですから、こんな作品が劇場公開されてるなんてほとんど話題にもならなかったと思います。
ウルトラの星でのタロウの成長物語で、ウルトラの父や母、ウルトラ6兄弟しか登場しない低予算で制作された小学校低学年向けのSFおとぎ話です。
ウルトラ兄弟が日本語で普通に会話してて、映像クオリティもタイ製の「ウルトラ6兄弟と怪獣軍団」とほとんど同レベルのユルユルな子供向け映画ですね 
そんな作品なもので興味がわかず、未だに観たことないためストーリーについてはまったく存じませんですゥ~ダハハ

さてこのグランドキング…後期ウルトラシリーズだけになんとも直球で安易なネーミングですが、設定上のスペックは身長78m・体重21万5千tと、ラスボスらしく堂々とした体躯をしています。
着ぐるみもけっこうヘビー級でボリュームありますね。
宇宙の帝王ジュダ(ジュダイの同類 !?)が、宇宙空間に浮遊する怪獣の怨念を融合させて誕生した怪獣で、ツノがゴモラ、シッポはツインテール、両腕のハサミはサドラ、両腕の装甲はバルタン星人なんだそうです。
まるでタイラントみたいな設定ですが、まんま合体したものではなく全身が銅色の装甲板に覆われているため、合体前の特徴はシルエットに明確に反映されていません。むしろロボット怪獣のようなフォルムです。
当初はタイラントのように、合体した怪獣の特徴が判別できるようなデザインで、構想ではキングザウルス三世のツノやシルバーブルーメの胸も合体されてたそうですが、美術スタッフの山口修さんのアイデアでヨロイを全身に装着したようなロボット怪獣風のデザインに決定したそうです。
とういうことは、ロボットみたいに見えますがそうじゃないんですね。
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シルエット的にはオーソドックスな恐竜タイプで、斬新なアイデアは感じられません。
むしろクラシックなフォルムをした、無骨で鈍重そうなレトロ風ロボット怪獣ですゥ~
キングジョーの方がよっぽど尖鋭的でカッコいいかも~

映像作品はいまいち話題にならなかった印象ですが、当時ブームだった食玩や、定番のバンダイのウルトラ怪獣シリーズ等、ソフビフィギュアは複数リリースされてたみたいですね。本格的なガレージキットがリリースされてたかどうかはよく存じませんですゥ~
そんでもって、うちの怪獣部屋にいるのはこれ…
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これはエクスプラスの30cmクラスソフビフィギュアです。塗装済み完成品ですが、ボリューム感・フォルムの再現性・塗装のクオリティすべてにおいてほぼ満点のアイテムです。
グランドキングのレトロフューチャーな雰囲気がよく再現された好作品だと思いマッス
これさえあればグランドキングのコレクションについては十分満足できるかも~
従来のウルトラ怪獣たちといっしょに並べると、ちょっと雰囲気が異なるのでかなり浮いちゃってはいますけど~ダハハ

余談ですが、これは少年リック限定の電飾内蔵で、お腹や肩のライトが点滅するようなギミックが装着されてたんですが、到着後あっという間に壊れて光らなくなりました…トホホ

ほんじゃ、グランドキングウルトラマンタロウのバトルを見学してみましょう