フクロムシさんの家で黄金の竜が覚醒しつつ在る中、私の家では密かに密林の吸血鬼が成長をしています……と言う事で、今回製作中なのは「緊急司令10ー4・10ー10」第6話に登場した怪獣(怪物?)その名も『アマゾンの吸血鬼』です。

●アマゾンの吸血鬼
アマゾンの原住民のお面に付着して日本に入ってきた微生物が湖に住み、巨大化した。動物の赤血球を食料とし、犠牲者を急性の白血病にしたり、触手で獲物の血を吸い取ってしまう。デザインは米谷佳晃、脚本を読んで実物大で水の中に浮くと画になることから実在する淡水性のクラゲからの発想で撮影用の着ぐるみは「帰ってきたウルトラマン」に登場した台風怪獣バリケーンを改造しています。当初は名前も無くサブタイトルの『アマゾンの吸血鬼』と呼ばれたり、単に『吸血鬼』と呼ばれていましたが、後年になって『ヴァンゲリラス』と言う名前が付けられました。

画像は映像作品中のもの。

o0377048013415159527h (640x418)

●まだ仕上がっていないので先ずは登場番組のご説明。
「緊急司令10ー4・10ー10」きんきゅうしれいテンフォーテンテン)は1972年7月3日から同年12月25日まで放送された円谷プロ製作の特撮番組で全26話。でコンセプトは「子供向けの怪奇大作戦」。

「怪奇大作戦」で見られた様なおどろおどろしい描写は少なくなり代わりに怪獣や怪人と言うキャラクターが多数登場して子供達の興味を引きました。

尚「10-4・10-10」とはアメリカのCBや警察無線で使われる用語で「テン・コード」と呼ばれるもので

タイトルに有る「10-4」(テンフォー)は「了解」、「10-10」(テンテン)は「通信終わり」を意味する略語

●登場組織 電波特捜隊「毛利チーム」
無線を通じて事件を知った電波特捜隊が調査に乗り出し、謎を解き明かす活動は怪獣、怪人、宇宙人の撃退から家出人の捜索・非行少女の更生支援まで幅広く、内容の自由度の高さは円谷プロ作品の中でも群を抜いている。尚「毛利チーム」は民間組織でボランティアで有る為に警察のような権限はないが、毛利が発明した秘密兵器などを駆使して事件に対処する。また、無線愛好家のネットワークは情報の伝達に欠かせない。

●出演者

チームのリーダーの毛利 春彦には名優でTVや映画で活躍の黒沢年男さん、チーフの岩城 哲夫には「忍者部隊月光」や先日フクロムシさんがレビューなさった「魔人ハンターミツルギ」の水木 襄さん、熱血漢のメンバー花形 一平には「帰ってきたウルトラマン」や「キカイダー01」の池田駿介さん、ヒロイン入江 ナミには後に「レッドバロン」に出演しパンチラキックで有名になった牧 れいさんが出演しています。画像は毛利チームのメンバー、専用車はスバル・レオーネ2ドアクーペが使用されています。

1041010170 (640x359)

・・・でようやく今回の製作模型

    正面                                            背面a3 (800x514)

どちらから見ても同じにしか見えない…今回、リサーチしてみてこの怪獣の触手は全部で5本!両腕に当たる2本に鼻の様な1本、そして後ろにも尻尾(?)の様に2本あります。

今回、画像を撮影してみて判ったのですが、少し身長が高いのと頭部の傘の広がり方が鋭角過ぎますね。この辺りをもっと修正したいと思います。

最後に作業台に戻されて改修を待つアマゾンの吸血鬼。

a4 (640x548)
でも完成はいつの事やら・・・

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
けんたろうさんが最近ハマってるファンド造型の最新作は
なんと『アマゾンの吸血鬼』だったとは
マグネッシーやモグロンと同じく究極のマイナーキャラですねェ~
「緊急指令10-4・10-10」は私は観たことのない作品ですゥ…
ですからこんなバリケーンの亜種が存在してたとは存じませんでした
見たところ片目になり、口が無くなって触手が増えたバリケーンですねwww
これは完成がめっちゃ楽しみデッス
年内完成を目指してがんばってくださいませ~