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今日から徳島市内では郷土ゆいいつの一大観光イベント「阿波踊り」が始まりますが、地元の老人としてはぜんぜん人込みに興味が湧かないので(学生の頃は、酔っぱらって踊り込んでいたんですが…)阿波踊り期間中はどこへも出かけることなく映画鑑賞することにしたいと思いますゥwww
そんでもって、まず最初に観たのは、2008年に公開された吉永小百合さん、竹中直人さんW主演のヒューマンドラマ「まぼろしの邪馬台国」デッス

昭和31年、NHK福岡放送局のラジオ番組「九州の歴史」でMCをしていた和子は、島原の郷土史家で全盲の宮康平と出会う。変わり者といわれてはいても、どこか憎めない人物像に誘われるまま、島原へ向かい康平の手伝いをするようになる。その翌年、災害の際に土器の破片を見つけたことを機に、康平の郷土愛は「邪馬台国」探求に注がれるようになる。和子は、目の見えない康平に古代の史書・魏志倭人伝、日本書紀、古事記などを読み聞かせ、九州各地に康平の目となり、杖となり旅を共にし、共同で「まぼろしの邪馬台国」を著すこととなる……

私的にはあまり観ることのない夫婦愛を描いた伝記作品です。主人公宮﨑康平は「島原の子守歌」の作者としても有名な島原を代表する文化人ですね。演じているのは竹中直人さん…良くも悪くも竹中さんの個性がよく表れているキャラクターです~www
一方、吉永小百合さんは自己中で自由奔放な康平に献身的につくす健気な妻和子を演じています。まさにこの役どころは吉永さんのイメージそのものですね。
昭和31年から昭和48年までの17年間…二人の30代から50代までが描かれているのですが、撮影当時吉永さんが63歳、竹中さんが52歳ですから、ほんと俳優さんの役作りはすごいと思いますゥ~

タイトルの雰囲気はなんか伝奇モノ歴史ミステリーみたいな感じがしますが、邪馬台国の学術的な知見等にはほとんど触れられておらず、盲目の作家の宮﨑康平と妻和子の出会い、二人がまぼろしの邪馬台国を探求するに至る過程と、夫を献身的に支える妻の夫婦愛の物語です。
監督が堤幸彦さんですから、二人の出会いから山あり谷あり半生記をほのぼのとしたユーモアを交えながら抒情的に描かれています。まさに吉永小百合さん主演のイメージにピッタリの作品です~

特撮オヤジ的に面白いと思ったのは、戦時中から昭和30~40年代の福岡や島原の風景を、VFXやセットを駆使して見事に表現しているのと、康平の回想シーンに現れる邪馬台国の情景、そしてそのシーンで吉永さんが演じる卑弥呼です。
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小百合さんの古代装束姿…めっちゃミステリアスで妖艶ですゥ~
そして雲仙の大噴火によって、卑弥呼とともに壊滅してしまう邪馬台国のスペクタクルシーン…
まるで「ポンペイ」の悲劇と同じですねェ~
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クライマックスほんの数分の短いVFXシーンですが、淡々と繰り広げられる人間ドラマの中にあって、特撮オヤジとしてはめっちゃ好奇心を刺激される迫力の映像でしたです~

邪馬台国に魅せられた作家とその妻の半生を描いた伝記映画ですから、そんなに刺激的な物語ではありませんが、ちょっとジーンと熱くなる感動シーンもあったりします。
なにはともあれ吉永小百合さんの存在感が際立つ秀作ですね。竹中さんはどんな役でも雰囲気が同じですけど~ダハハ
主題歌を歌ってるのがセリーヌ・ディオンというのもめっちゃ素敵だと思いマッス…デヘヘ