がっこうぐらし1
めっちゃ暑い日が続くので、このコーナー定番のホラー映画なぞいかがでしょ~???
2019年に公開された学園サバイバルホラームービー「がっこうぐらし!」デッス

私立巡ヶ丘学院高等学校3年生で学園生活部員。シャベルを愛する胡桃、ムードメーカーの由紀、リーダー的存在の悠里の3人は学校で寝泊まりし、24時間共同生活を送る「がっこうぐらし」を満喫していた。屋上の菜園で野菜をつくり、みんなと一緒にご飯を食べて、おしゃべりをする。そんな楽しい彼女たちの学園生活が、校舎にはびこる「かれら」の存在によって一変する。大量の「かれら」の襲撃に、彼女たちだけで立ち向かうこととなるが……

私はさすがに原作は読んだことはなかったのですが、アニメはたまたま観たことがありました。
ぜんぜん内容を知らなかったので、はじめ「らき☆すた」みたいなほんわかムードの学園アニメかと思ったらさにあらず…地方の高校である日突然ゾンビが大量発生して、学園中が修羅場となり、どうにか生き残った女子高生4人が校舎内でサバイバル生活を続けているという。
まるで「ウォーキング・デッド」の学園ドラマ版みたいな作品でした。

原作キャラはこんなイメージで…
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萌え系のまったく緊張感のないキャラなんですが、この娘たちが次々と元クラスメートが変貌したゾンビたちに襲われながら、生き残るために幾多の危機を切り抜けていくという、キャラとは真逆のけっこうヘヴィな緊迫感のあるストーリーでした。
萌えキャラホラーの元祖「ひぐらしのなく頃に」に雰囲気似てるかも~

実写化の企画が持ち上がった当時は、これを実写化するのはとても無理だとサイトが炎上したりしたみたいですが、実際に完成した作品の評価は概ね好評だったようです。
実写化でヒロインの女子高生役をがんばったのはこの娘たち…
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秋元康さんプロデュースのラストアイドルファミリーから選抜された4人で、左から学園生活部のリーダー悠里(間島和奏さん)、ドラマの主人公でシャベル好きの胡桃(阿部菜々実さん)、ムードメーカーの由紀(長月翠さん)、1年後輩で胡桃たちに助けられた美紀(清原梨央さん)です。
この4人と養護教諭の慈(おのののかさん)が、ゾンビたちの襲撃から逃れながら絶望的な状況のなか、屋上で栽培した野菜や備蓄倉庫の非常食で命をつなぎながら、校舎内に隠れひっそりとサバイバル生活を続けています。
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さすがに、海外の本格的なゾンビ映画に比べるとグロテスクさは微妙で、出血量とかも控えめ…
ヒロインたちの演技もいまいちだし、いかにもアイドルホラーレベルといった感じの作品ではありますが、学園ドラマとゾンビモノという意外な組み合わせはなかなか新鮮で、キャラとストーリーのギャップの大きいコミックの実写化としてはまあまあ次第点だったように思います。

何より彼女たちが逃げ回るばかりではなく、ゾンビをシャベルやバールを使って撲殺したり、泣きながら消火器でゾンビの頭部を粉砕して惨殺するシーン等はなかなかショッキングで、ほんと彼女たち頑張ってると思います。それに女子高生特有の心の揺らぎが絶妙に描けてますし、クライマックスで慈先生が4人を護ろうとする思いにもちょっと熱くなりましたです~

まあ、海外のゾンビ映画に比べるとぜんぜん迫力不足ではありますけど、米国で「ウォーキング・デッド」の事件が起こってるとき、ひょっとしたら日本国内はこんな状況だったのかもしれないという既視感がありました。ひょっとしたら台湾では「哭悲」だったのかも~www
それぞれ作品のカラーが違いますが、ゾンビ映画のシチュエーションは世界共通ですね…デへヘ