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前回に引き続き、極上のゴシックホラーなぞいかがでしょ~?
「エクソシスト」と双璧をなす、悪魔系ホラー映画の名作「オーメン」
その前日譚となる2024年公開の米国映画「オーメン:ザ・ファースト」デッス

6月6日午前6時…“悪魔の子”の誕生が迫っていた。そんな中、ローマの教会にやってきた一人の修道女見習いのマーガレットの周囲で巻き起こる不可解な連続死。一方、カトリック教会から破門されたブレナン神父は、教会の陰謀を暴露するためマーガレットに近づく。恐怖で人々を支配するため、悪の化身を誕生させる教会の邪悪な目論見を知ったマーガレットは、全てを明らかにしようとする。しかし、彼女を待っていたのはさらなる戦慄の真実だった……

1976年に公開されたグレゴリー・ペック主演の「オーメン」はめっちゃオモロシイ名作でした。
ただ「エクソシスト」と同じく、続編が制作されるたびに脚本も演出もめっちゃクオリティが低下していって、どんどんつまらない凡庸な作品になっていったのが残念でしたですゥ~ 

そして2006年に原点に立ち返った第1作の完全リメイク版「オーメン666」が公開され、その前日譚となるのが、その18年後に製作されたこの作品「オーメン:ザ・ファースト」です~
ちなみに前作のレビューはこんな感じ…
オーメン666 : フクロムシ&コブクロムシ怪獣なんでも研究所
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今作では、アメリカからローマへやってきた修道女マーガレットが、悪魔の子ダミアンを産み落とすまでの物語です。このジャンルの作品は視覚的に悪魔が現れると、とたんに安っぽくなってしまう傾向があるんですが、今回の悪魔(ジャッカル)はクライマックスにちょろっと全身を現すだけですが、その姿はなかなかグロテスクでビジュアルが秀逸です。
でも悪魔なのに、あっさり火事で焼死してしまうのがなんか不可解かも~オリジナル作品で、埋葬されたダミアンの母の柩の中に納められていた山犬の死体がそれでしょうか???

監督は女性ですが、かなりエロチックで衝撃的な表現が多々あり、本国ではR指定(日本ではPG12)された作品です~悪魔のチ〇コとか、悪魔の子の出産シーンとかかなりエログロかも~
ただ、前作との整合性はよく考えられていて矛盾はなく、完璧な前日譚として製作されてはいるのですが、最終的に本編とは違う方向性のスピンオフ作品が制作されそうな雰囲気の作品です。

マーガレットがやってきた孤児院を運営しているローマの教会は、実は反キリスト教のサタニスト集団の巣窟で、マーガレットも過去にそこで悪魔と人間との間に生まれたハーフであり、再び悪魔の子を産ませるために呼び寄せられたのです。その孤児院にはカルリータという少女が収容されていました。そのカルリータも、実はマーガレットと同じく悪魔と人間のハーフで、口の中に666という悪魔の紋章が刻印されていました。
悪魔にむりやり犯され、マーガレットが出産したのは男女の双子で、男の子がダミアンでした。
マーガレットとカルリータは、サタニストたちによって放火された教会から、もう一方の女の子をつれて間一髪脱出することに成功します。
ダミアンはサタニストたちの策謀よって、ローマに駐在するアメリカの外交官ロバート・ソーンの息子として英国に渡ることになります。
一方マーガレットとカルリータは人里離れた山奥でもう一人の悪魔の子を育てることにしますが…

てなわけで、そのダミアンの妹の行く末についても気になりますねェ~
そちらのストーリーもたぶんこれから続編が制作されるのかも…
オリジナルの続編のように、クオリティがグダグダにならないこと期待したいと思いま~すwww