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先月発刊された、新潮社BUNCHCOMICS「怪獣自衛隊」第20巻デッス

太平洋岸の各国に次々と出現する怪獣たち…中国、フィリピン、オーストラリアではそれぞれの国の対怪獣特殊部隊の活躍でこれを撃退することに成功するが、イノワ共和国を壊滅した大怪獣ヌエは米軍の攻撃にも関わらず、謎の量子ビームによりこれを退け太平洋に姿を消し、ハワイに向かって侵攻を開始する。対怪獣同盟IKUTOに各国の対怪獣特殊部隊が集結、ハワイ上陸を阻止するための総力戦が開始されようとしていた……

いままでは、日本国内での対怪獣戦が中心でしたが、大怪獣ヌエの出現に伴い、太平洋沿岸の国々に同時多発的に怪獣が出現、物語のスケールがいっきに増大しました。
それぞれの超大国の思惑も絡みあい、単純に怪獣撃退作戦を実施するというシナリオから、軍事戦略上の駆け引きも含めた複雑な展開になってきましたです~

ハワイに集結した各国の特殊部隊、NIMROD(米)TaPs(日)SKOG(比)SASR-KOS(豪)そして中国人民解放軍の騶虞(すうぐ)…どの部隊もなかなか一筋縄で行かない猛者ばかり…
そのまとめ役に任命された防人このえ三尉の手腕が試されます。

米国大統領は、密かに戦術核兵器の使用を画策し、ニムロドのサンダース大佐に秘密裏に命令を下します。もし核を使用すると、中国が黙っていないでしょう。環太平洋地域の国際情勢がいっきに緊迫化することが必至です。
はたして核を使用することなく、大怪獣ヌエを抹殺することが可能かどうか…
各国の精鋭が集結したドリームチームとヌエとの攻防戦が刻一刻と近づきつつあります。

いやあほんとも毎回、緊張感が半端ないです~「空母いぶき」とはまた違ったリアリティがありますね。怪獣という荒唐無稽な存在に対して、これだけの緊張感を演出できるシナリオを考えられた井上さんに敬服いたします~まさにリアル指向の怪獣ドラマの理想形だと思いマッス
お堅いばかりではなく、ほのかなロマンスの香りがするところなんてニクイ演出ですねwww

ちょっと注文があるとすれば、生物よりで怪獣的オーラの乏しいヌエのデザインと、冗談みたいな登場人物の名前くらいでしょうか…騶虞の隊長名がショウロンポウですから~
大怪獣ヌエは私的には-Rebirth-ジグラにイメージ置き換えてます~ダハハ

いよいよクライマックスが迫る「怪獣自衛隊」…次回の展開にめっちゃ期待したいと思いマッス