ShunsenHienma
顔かたちうつくしけれども
いとおとろしきものにて夜な夜な
出でて男の精血を吸つゐには
とり殺すとなむ


竹原春泉の「絵本百物語」の現代語訳では…

飛縁魔はもと仏説より出た名で、女犯を戒めた詞である。人が女に迷って身を亡ぼし家を失う事の愚かさを諭している。飛縁魔縁障女ともいう。また外面似菩薩内心夜叉とも説いて、女人は顔と心が全く違って恐ろしいものであるから惑溺してはならぬという教えである。ただ色に迷って女の言うがままになる時は、優美とも興が深いとも感ずるものである。さればこれに心を奪われ惑わされて家国を失い身を亡ぼした者は少なくない。唐土は夏の桀王を惑わせた妹嬉(ばっき)、殷の紂王を迷わせた妲己(だっき)、周の幽王を虜にした褒姒(ほうじ)など、みな飛縁魔である。
されば飛縁魔に見入られた者は、財産は言うまでもないこと、身の腎精浄血までも吸い取られ、遂にはこれのために命を失うのである。故に、女が紅白粉を付けることを化粧という。けしょうとは化け粧うことである。一休和尚は女が化粧するのをご覧になって、「狐が藻を載せ髑髏をかぶって美女に化けるのと違わぬ」と仰せられた……


いまの時代ならすごい偏見で、糾弾されそうな過激な物言いだということが理解できるのですが、まあ江戸時代の封建社会ではこんな考え方がスタンダードだったんでしょうねェ~
それはともかく…そんな取り殺されても本望だと思えるような美女に、一度でいいからお会いしてみたいものです~ダハハ

なんで『飛縁魔』を思い出したかというと…昔WOWOWで観て、めっちゃ印象に残っていた京極夏彦氏原作の幻想時代劇「巷説百物語」を、いまアマプラで配信してるの再見したからデッス
私的にはめっちゃ面白かったんで、機会があればご覧になってみてくださいまし~
きっと美女がコワくなりますよ~ダハハ
それと絵双紙屋に並んてた「素田亜魚津海老騒動参」と「針井堀田 研邪医師」がツボでしたwww
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