host
日本のゆる~いホラー映画に辟易したので、本格的なアジアンホラームービーはいかがでしょ~
10月からアマプラで配信が開始された2025年制作のタイ映画「ホスト:宿されし者」です~
ちなみに原題の「HOST」はホストじゃなくって宿主という意味ですね。

ある事件がきっかけで離島にある女子だけの矯正学校に送られたインは、服従が唯一のルールだと思い知ることとなる。生徒たちには序列があり、校長のお気に入りの生徒エームが頂点で、インは一番弱い立場にあった。日々卑劣ないじめに耐えるインだったが、インが学校に来た直後からいじめを受けるたびに奇妙な事件が立て続けに起こり始める。度重なる偶然から、インは自分が単なる被害者ではなく事件の原因ではないかと疑い始める……

タイ製ホラー映画というと以前レビューした「フンパヨン 呪物に隠された闇」「女神の継承」もなかなかレベルの高いホラー映画で、とくに後者はあまりの禍々しさにかなりビビりました

この作品も最新のホラー映画だけに、陰鬱で重たい空気感と、反面ときおり映る南国の島の美しい映像のコントラストが印象に残る作品です。
物語の冒頭、女子特有のかなりネチネチしたいじめシーンが繰り返されるので、けっこう胸糞悪くなるのですが、中盤以降怒涛の展開にけっこう目が離せなくなります。
ホスト:宿され師
ストーリーとしては王道のホラー映画で、主人公インが子供のころ、故郷に伝わる精霊を祓う儀式の掟を些細なことから破ってしまったため、まるで守護霊のように精霊が取り憑き、インに禍をもたらす者がいれば次々と惨殺していきます。
先にいた施設でもいじめが原因で生徒全員が殺され、ただひとりインだけが生き残っていたため、殺人犯として疑われ矯正学校へ送られたのでした。

その矯正学校でもいじめが繰り返されるのですが、そのたびに不気味な精霊が現れインをいじめたものに復讐を繰り返します。その精霊には幽霊のゴッドマザーという変な字幕がついていますが、発音ではピーと呼ばれているので、幽霊ではなく精霊か悪霊が正しいですね。
仮面を被ったかなりユニークな姿をした悪霊で、タイの民間信仰の対象となっている妖怪…魑魅魍魎のたぐいだと思います。
それが闇からおぼろげに現れる姿はリアリティがあってけっこうインパクトがあるし、生徒を次々と惨殺していくシーンもけっこうスプラッターで、女生徒の首を引きちぎったり、二つ折りにしたり…かなり壮絶で出血多量、ヴィジュアルがかなり刺激的です~

ストーリー的には斬新さはありませんが、離島の矯正施設の閉そく感や年中雨が続く湿って重たい空気感が上質のホラー的状況を醸し出しています。ただ、女子ばっかりですから陰湿ないじめの胸糞度合いが高いのと、ちょっと前半のいじめタイムが長すぎるような気がしますけど~
もう少しコンパクトにまとめた方がかえって衝撃度が高くなったかもしれません。
それにヒロインのインより、いじめを繰り返す悪役の先輩エームの方が可愛かったりして…ダハハ
クライマックスの浜辺のシーンの色彩設計が幻想的で美しかったです~

とにかく本格的なオカルトホラーで、先の「きさらぎ駅」なんかと比べると、恐怖シーンの演出に天と地ほどの差があります。やっぱホラー映画は怖がらせてなんぼでないとwww
出血多量のズルグチョスプラッターが苦手な方にはお勧めできませんけど~ダハハ

ちなみにAMAZON ORIGINALだからかyoutubeではトレイラーが見つかりませんでした…トホホ