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ジーラさんちでもご紹介されていましたが、長らく観たい観たいと思っていた1961年製作、デンマークの怪獣映画 『原始獣レプティリカス=冷凍凶獣の惨殺=』 先月DVDがリリースされました。

北極圏のツンドラ地帯にて試掘作業を行っていたスベンドたちは、地底深くに奇妙な肉片を発見する。早速デンマークの海洋生物研究所で調べたところ、それは太古に生存していた爬虫類の肉片で、しかも常温の環境下では徐々に細胞が増殖することが明らかになった。どうやらこの生物は、バラバラの肉片から完全に元の個体へと再生することができるらしい。そこで研究者たちは肉片を水槽に入れて再生を促してみたところ、その目論見は成功し、やがて巨大な怪獣へと変貌を遂げた。ところが嵐の夜、研究所が停電している間に怪獣は脱走。付近の住民を次々と襲い始めた……

私はいままで未見だったんですが、ウワサに聞いていたとおり特撮はかなりチープです~
レプティリカス はマンダタイプの操演怪獣ですが、造形といい動きといいほとんど幼児向けの人形劇レベルです。
これ観てると当時の日本の特撮技術がいかに優秀だったか改めて認識しました。
でも逆に怪獣からコペンハーゲンを守る防衛隊の兵器はミニチュアワークではなく本物の駆逐艦や戦車が登場してドカンドカン攻撃してますから迫力満点、怪獣造形のトホホかげんとすごいミスマッチでめっちゃ愉快でした。

ストーリーは怪獣映画の王道ですね。肉片から再生するところなんかまるでガイラみたい…表現さえうまければかなりホラー感覚でそそられたかも~
クライマックスがいまいち盛り上がらないのとあっけない幕切れが肩すかしではありますが、決していまどきのB,C級映画のようにお手軽CGで手抜きしているのではなく、スタッフがまじめに汗をかきながら取り組んでいるのが感じられてその点は評価できると思います。

1960年代、外国の怪獣映画というとオブライエンやハリーハウゼンのストップモーションキャラのイメージが強いですが、一方では着ぐるみの「怪獣ゴルゴ」「レプティリカス」「ジャイアントクロウ」のような操演怪獣、ハマーフィルムの特殊メイクやかぶり物の怪人たち、マイナーかもしれませんがみんなけっこう個性豊かで印象深いキャラクターばかりです。

こういった作品を見て大いに楽しめるか、あまりのチープ感にあきれるかはみなさんの感性しだい…この時代の楽しいSF特撮作品、ひとつでもたくさん観てみたいものです~