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こんな本引っ張り出してきました
おそらくこれを見なければこれほど怪獣ガレージキットの世界にはまることはなかったであろうエポックメイキングな一冊、1984年に朝日ソノラマから発行されたファンコレNo.38 『3D怪獣全集』デッス
私もすり切れるほど見ましたしコブクロムシに絵本代わりに見せたもので見るも無惨にボロボロになっとります~(^^;

ガレキ界の伝説の人、井上雅夫さんの「巨大モスゴジ」、「キンゴジ」に始まり、海洋堂速水仁司さんの「ゴジラスーツバリエーション」、原泳人さんの『'84ゴジラ』のポスターにもなった「リアルホビーサイズ初代ゴジラ」
大阪ゴジラ団進戸宏樹さんの「パゴス」、柳楽徹志さんの「アンギラス」、源野伸夫さんの「ゴロザウルス」、その他ガレキの元祖と言われる川口哲也さんの「ナメゴン」、中村啓一さん、白井武志さん、小沢勝三さんといったGK黎明期に活躍された原型師さんたちの作品がてんこ盛りの写真集デッス
怪獣ガレキ愛好家の方々はおそらくみなさん持っていらっしゃるであろうバイブルのようなムック本ですね
現在のガレージキットの再現性やパーツの精度には比べるべくもありませんが、どの作品にも制作者の情熱や愛情が感じられてめっちゃ惹かれるものがあります。どのアイテムからもオーラが沸き立っています

当時、私が初めて作ったガレキはボークスOHの「ガイガン」でした
箱を開けたとたんパーツは反っててぜんぜん合わないは、割れて欠損してるはでどうやって組み立てたらいいものか途方にくれた思い出があります
今みたいにリューターもエアブラシも持っていませんでしたからヤスリですりあわせて、自動車補修用のパテを盛り、手塗りで仕上げました
今見たらかなりヨレヨレな出来ですが、ときどきその頃を思い出したくてリペイントせずそのままにしてあります
その後はボークスのOHS、海洋堂のリアルホビーサイズと「宇宙船」や「HJ」の広告を物色しては通販で買いあさりました。WFや当日版権ものなんか想像もできなかった時代です
ゼネラルプロダクツ(現ガイナックス)から発売されてたVFキットのウルトラメカなんか製作するの至難の業だったことでしょう。いまではVFキットやホワイトメタルキットなんて絶滅した感がありますね
あれからはや25年、ほとんどの怪獣たちがいまだに手を離れることなく屋根裏部屋に棲息しております。20年近く箱の中で冬眠してる可愛そうな輩もおりますが、いつかは組み立てて成仏させたいと思っています

しっかし久々にこの本見てるとやっぱ討ち漏らしてる作品が多々ありますねェ
進戸さんの「パゴス」なんかめっちゃ興味が沸くんですが、今となってはとうてい捕獲することは不可能でしょう。みんな絶滅した幻のアイテムですね。でもいつか巡り会いたいものだと思っています