






巨 人
かなめみお レジンキャスト30cm
原型師 森下 要
かなめさんの意欲作『巨人』完成しました~ 



当時「ウルトラQ」のエピソードの中でもめっちゃコワかったお話です~
昭和41年、私は10歳。「ウルトラQ」はとにかく全話見逃しませんでした
親戚の家へ行っていてもダダこねて放送時間までには帰ってきてかならずTVの前に座っていました。中でも第22話「変身」はDVDで簡単に再見できるまで強く印象に残っていたエピソードのひとつデッス
脚本は北沢杏子さん、女性らしい男女の愛の揺らぎをテーマにした作品ですね。もちろん私にはそんな事情は理解できるはずもなく、あの妖しく巨大なモルフォ蝶と、生身で巨人を演じている野村浩三さんの眼力とうなり声にビビリっぱなしでおそるおそる観てました

今だと、あの腰巻きはどうやって調達したのだろうとか、なんで巨人が散髪してるんだろうとか夢のないことを考えてしまいますが、当時のピュアな子どもたちはただただ巨大な巨人を畏怖の眼差しで見上げていたものです~

蛇足ですか、カラー版がリリースされてモルフォ蝶の羽根がムラサキ色だったのには驚きました。てっきり実在のモルフォ蝶と同じく鮮やかなブルーだとばかり思ってましたから~
さてさて、このかなめさん謹製の「巨人」…いままでこのサイズではリリースされていなかったキャラ、かなめさんに深く感謝デッス 

ただ私は生身の人間の塗装にはまったく自信がないもので、下地作りが甘くてボコボコしてたり、マット塗装したのになぜか光線の加減でボディビルダーみたいに体かテカっちゃってます。なによりかなり色を塗り重ねたつもりなのに、写真撮ると一色に見えますね…トホホ

それと髪や胸毛の生え際や肌の質感、本物の瞳の表現など人物塗装はスキルが高すぎます~ まあいろいろ問題有りとは思いますが、とにかくフォルムをお楽しみくださいませ~
浩三さんに似てるかどうかは私の塗装では微妙ですが、あばらの感じとか全体のプロポーション、腰巻きの自然なシワのライン…かなめさんは人体造形のスペシャリストですからほんとすばらしい完成度の作品だと思いマッス

当時のあの恐怖感が少しでもよみがえったら大成功~

ちなみにオマケの同スケールあや子さんは、あまりにも小さすぎて老眼オヤジには塗装はちょっと不可能です~
でも改めてチャレンジしたいと思いマッス…ダハハ

さて次回は…ヒトガタが続いたので怪獣らしい怪獣いってみたいと思いマッス



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